『ワンダーウーマン 1984』12月の劇場公開と同時に HBO Max で配信決定!
現地時間18日、米ワーナーメディアのジェイソン・キラールCEOが、新型コロナウイルスの影響で何度も延期されてきたDC映画『ワンダーウーマン 1984』を12月25日に予定通り世界公開すると同時に、アメリカではワーナーの動画配信サービス「HBO Max」でも追加料金なしで1か月にわたって配信すると発表した。
このような大作において劇場公開と配信を同日に行うのは前例のないことであり、この決断に至った理由については「パンデミックであるため」「(配信だけにしなかったのは)映画館での体験に対するわれわれの信念と、それゆえ映画館主たちが大切であるため」「監督のパティ・ジェンキンス、主演のガル・ガドットをはじめとした『ワンダーウーマン 1984』チームの強く、協力的なパートナーでいるという使命のため」「ファンのため」という4点を挙げている。
何よりもファンを第一に考え、もしコロナ禍でも映画館が開いている地域に住んでいる幸運な人々は劇場の大スクリーンで『ワンダーウーマン 1984』を楽しめるし、そうでない人々も同じタイミングで自宅にて安全に同作を楽しめるという選択肢を提供することにしたとのこと。また、ほとんどの大作が来年以降の公開に延期となり、特にアメリカの映画館は苦境にあえいでいるだけに、彼らのためにも今、ハリウッド大作を公開する必要があると感じたのだという。
ワンダーウーマン役のガル・ガドットは「この映画を皆さん全員に観てもらえることになりわたしがどれだけ興奮しているか、とても伝えきれません。それは簡単な決断ではなく、これだけ長い間、公開を待たなくてはいけなくなるとは思いもしませんでした」とTwitterでコメント。しかし『ワンダーウーマン 1984』に込められたメッセージは今、必要とされているものだと考えているといい、「わたしたちはこの映画が皆さんの心に喜び、希望、愛を届けてくれるものと願っています」「皆さんは本作を映画館で(彼らは安全を保つために素晴らしい仕事をしています)、そして自宅にて HBO Max でも鑑賞できます。皆さんに愛を贈ります。マスクをして、素晴らしいホリデーを!」と続けた。
『ワンダーウーマン 1984』は、世界興行収入8億2,184万7,012ドル(863億円)という大ヒットを記録した『ワンダーウーマン』(2017)の続編。前作から約70年後の1984年を舞台に、世界が破滅に向かう中、かつてない危機に立ち向かうワンダーウーマンの壮絶な戦いを描く。日本公開は12月25日。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル105円計算)(編集部・市川遥)