湖で溺死した「Glee」女優、元夫が現場の郡を訴える
今年7月に、米カリフォルニア州ベンチュラ郡のピルー湖で亡くなった、人気ドラマ「Glee」のサンタナ役で知られる女優ナヤ・リヴェラさんの元夫ライアン・ドーシーさんが、5歳の息子ジョージーくんに代わって、同郡などを相手に不法死亡訴訟を起こした。
Us Weekly が入手した裁判文書によると、ライアンさんは、息子の代理として、不法死亡と精神的苦痛を理由にベンチュラ郡と水保全地区、公園管理団体を提訴。訴状でライアンさんは、ナヤさんのレンタルしたボートが、米国沿岸警備隊によって設定された安全基準を満たしていなかったと主張しているという。
裁判所の文章では「ボートには、安全に到達できるハシゴ、適切なロープ、錨、無線機といった、泳ぎに出た人がボートから離れないようにするための安全機器が装備されていませんでした。また驚くべきことに、後の検査において、救助用の浮き輪や救命具が装備されていなかったことも明らかになりましたが、これはカリフォルニア州の法律に直接違反しています」「ピルー湖には、エントランスにも、桟橋にも、人気の遊泳エリアにも、強い流れや水中の視界の悪さ、強風、水深の変化、水中洞窟、岩棚、急斜面、水中を混雑させる樹木や瓦礫の存在を警告する看板はありませんでした」などと訴えているという。
ナヤさんは、ピルー湖で行方不明になってから5日後に遺体で発見された。検視官事務所は、「状況と特徴から遺体はナヤ・リヴェラと判明し、歯科記録で身元が確認された。剖検所見で死因は溺死の状況と一致しており、遺体の状態も彼女が水没した時間と一致している。そのほかの外傷や病気は確認されなかった」と報告している。(BANG Media International)