『えんとつ町のプペル』絵本より映画の構想が先だった!
お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が製作総指揮・原作・脚本を務める『映画 えんとつ町のプペル』。西野が手がけた大ヒット絵本が原作となっているが、実は映画のほうが絵本よりも先に構想されていたという。
原作の絵本が発売されたのは2016年。2011年頃に西野が書いた全10章の物語のうち3~5章が中心となった内容で、累計発行部数55万部(2020年11月現在)という異例のロングラン大ヒットを記録している。
その全10章の全貌が明らかになるのが、『映画 えんとつ町のプペル』だ。実は、西野は最初から映画をゴールとして設定していた。そして、「『えんとつ町のプペル』という長い物語をより広く届けるために」という思いのもと、映画化に向けて作品の認知度を高めるために絵本を出版したのだった。
映画では、『鉄コン筋クリート』『海獣の子供』などのSTUDIO4℃がアニメーション制作を担当。厚い煙のせいで空を知らない“えんとつ町”を舞台に、星を信じる少年ルビッチ(声:芦田愛菜)とゴミ人間のプペル(声:窪田正孝)が、星を見つける旅に出る姿を描く。ルビッチとプペルの友情だけでなく、ルビッチとブルーノ(声:立川志の輔)の親子の絆の物語も展開。絵本では描かれなかった「なぜえんとつ町が生まれたのか」「えんとつ町を作った人にどんな意図があるのか」という謎も明らかになる。(編集部・吉田唯)
『映画 えんとつ町のプペル』は12月25日より公開