市川海老蔵、対談相手のイライジャ・ウッドに惚れ惚れ「中身も美しい」
12月4日~6日にかけてオンライン開催される「東京コミコン2020」の取材会が1日に行われ、アンバサダーに就任した歌舞伎俳優・市川海老蔵が出席。取材直前まで収録していたというハリウッド俳優イライジャ・ウッドとのオンライン対談や、昨年披露した「スター・ウォーズ歌舞伎」を振り返った。
【画像】フロド様!『ロード・オブ・ザ・リング』でのイライジャ
2016年に第1回が開催された東京コミコンは、映画・コミック・アニメなどのポップカルチャーの祭典。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年は初のオンライン開催となり、期間中は「Tokyo Comic Con World」と呼ばれるバーチャル会場から、様々なコンテンツを配信する。アンバサダーに就任した海老蔵は大の映画好きということもあり、この度セレブエリア(有料エリア)への参加が決まっているイライジャとのオンライン対談が実現した。
対談を終えたばかりの海老蔵は、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズといったイライジャの出演作が大好きで、いずれも鑑賞していたことを明かす。対談の内容について、「本人もおっしゃっていましたが、人生は実力もさることながら、幸運と奇跡があって今の自分がいる。そういうお話をうけたまわっていて、なるほどなと。俳優はそういったことをすべて兼ね備えて、今があるわけですから。そういったことをハリウッドスターの方が謙虚に、今いることに感謝している」と振り返り、「中身も美しいので、やはり素敵だなと思いました」とほれぼれとした様子を見せる。
さらに、イライジャがゲームのプロデュースをしていることから、二人はゲームの話で盛り上がったそう。海老蔵は「彼は子供の頃からゲームが大好きで。ゲームに対してものすごく興奮していて、その話をしている時が一番キラキラしていたんです。本当に好きなんだなと。プライベートが垣間見えて幸せでした」と付け加えた。
海老蔵は昨年11月、映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開を記念して行われた「スター・ウォーズ歌舞伎~煉之介光刃三本~」の監修・主演を務めた。1日限りのスペシャルパフォーマンスだったこともあり、「魁煉之介(かいれんのすけ)という役を作らせていただいて、演じさせていただいたんですけど、できるならば全体的に歌舞伎でやりたいなと。この間やったのはわずか1日の世界同時配信だったので。役者としてはもう少し深掘りしたいとういか、もう少し長く舞台の構成に携わって、演じたい気持ちがあります」と再演を熱望する。
また、映画好きな海老蔵は、長女・麗禾(れいか)ちゃんと長男・堀越勸玄くんと一緒に映画を楽しんでいる様子を、SNSなどで度々報告している。「趣味が異なるので、共通で観られる作品はごく少数。最近だと、子供たちは『鬼滅の刃』『ドラえもん』といったアニメを楽しんでいます」と明かすと、「この前まで一緒に観ていたのは『ハリー・ポッター』。『賢者の石』から『秘密の部屋』『アズカバンの囚人』、今は『炎のゴブレット』までいったんですけど、ちょっと二人ともお飽きになったようなので……。次は『ロード・オブ・ザ・リング』に切り替えたいなと。この三部作は本当に面白い。今日(イライジャと)お会いして、僕が彼からいただいたものを子供たちに伝えたいので」と夢を膨らませた。
金曜日に初日を迎える「東京コミコン2020」。海老蔵は、「わたしもお邪魔させていただくのですが、すごく楽しみにしています。今年はオンライン開催ということで、今は過去と未来の転換期にあたるのかなと。その中で開催されるコミコンということで、今年は記憶に残ることになると思うので、ぜひ体感していただいて。参加してもらえたらいいんじゃないかなと思います」とアンバサダーとして呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)
「東京コミコン2020」イライジャ・ウッド&市川海老蔵のオンライン対談は12月4日13時~公開予定