『TENET テネット』公開14週目でトップ10圏外に
全米ボックスオフィス考
先週末(12月4日~12月6日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、クリストファー・ノーラン監督の映画『TENET テネット』が公開14週目で11位となり、トップ10から初めて外れた。累計興収は5,760万ドル(約60億4,800万円)で、海外興収を合わせた世界興収は3億5,990万ドル(約377億8,950万円)となった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル105円計算)
2週連続の1位となったのは、ドリームワークス・アニメーション映画『クルードさんちのはじめての冒険』の続編『ザ・クルーズ:ア・ニュー・エイジ(原題) / The Croods: A New Age』。興収は443万9,855 ドル(約4億6,618万4,775 円)でコロナ禍では健闘しているが、まもなくプレミアム料金でのVOD(ビデオ・オン・デマンド)配信も始まる予定だ。
2位には、幼い頃に父と別れたメキシコ人の主人公が、大人になってアメリカ人の異母兄弟がいると知り、父からの指令で兄弟旅に出るさまを描いたコメディー『ハーフ・ブラザーズ(原題) / Half Brothers』が初登場。『リアル刑事(デカ)ごっこ in LA』のルーク・グリーンフィールド監督がメガホンを取った。『ハッピー・デス・デイ』シリーズなどのジェシカ・ロースが主演した『オール・マイ・ライフ』は4位デビュー。婚約した直後に余命半年と宣告された男性とその恋人の実話を基にしたラブストーリーだ。(編集部・市川遥)
12月4日~12月6日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ザ・クルーズ:ア・ニュー・エイジ(原題) / The Croods: A New Age』
2(初)『ハーフ・ブラザーズ(原題) / Half Brothers』
3(2)『ザ・スイッチ』
4(初)『オール・マイ・ライフ』
5(3)『ザ・ウォー・ウィズ・グランパ(原題) / The War with Grandpa』
6(7)『エルフ ~サンタの国からやってきた~』
7(5)『カム・プレイ(原題) / Come Play』
8(4)『レット・ヒム・ゴー(原題) / Let Him Go』
9(6)『オネスト・シーフ(原題) / Honest Thief』
10(初・再上映)『ダイ・ハード』