『ブラックパンサー』続編、チャドウィック・ボーズマンさんの代役は立てず マーベルが発表
マーベル・スタジオは現地時間10日、2022年7月8日全米公開の映画『ブラックパンサー』続編について、今年8月に亡くなった主人公ティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンさんの代役は立てないことを、ウォルト・ディズニー・カンパニーの投資家向け発表会で明らかにした。
チャドウィックさんは、4年以上にわたり大腸がんと闘病した末、43歳という若さでこの世を去った。The Hollywood Reporter によれば、死の1週間前まで、がんに打ち勝ち続編でも主演できることを信じていたそうで、先日マーベル・スタジオ重役のヴィクトリア・アロンソさんは、最新の映像技術でチャドウィックさんを復活させることはしないと、アルゼンチンのメディアClarinに明かしていた。
マーベル・スタジオは、「チャドウィック・ボーズマンのレガシーと彼が創りあげてきたティ・チャラに敬意を表して、我々は代役を立てず、1作目で登場させたワカンダ王国とキャラクターたちの世界観を掘り下げる予定です」とコメントを発表。続編には、レティーシャ・ライトさん(シュリ役)、ルピタ・ ニョンゴさん(ナキア役)、ウィンストン・デュークさん(エムバク役)、アンジェラ・バセットさん(ラモンダ役)ら前作キャストが続投予定で、中でもティ・チャラの妹シュリの役割が、前作よりも大きくなると言われている。
続編は、前作に続いてライアン・クーグラーさんが監督&脚本を兼任。The Hollywood Reporter によると、撮影は来年7月からおよそ半年間にわたり、アメリカ・アトランタで行われる予定だという。(編集部・倉本拓弥)