瑛人、ピクサー新作で歌声披露!ミュージシャン役でカメオ出演
今年、シングル「香水」でブレイクしたシンガーソングライターの瑛人が、ディズニー&ピクサーの新作アニメーション『ソウルフル・ワールド』の日本語版に、ストリートミュージシャン役でカメオ出演していることが明らかになった。瑛人の歌声が響く特別映像も公開されている。
本作は、ジャズピアニストを夢見るニューヨークの音楽教師ジョーが、夢を目前にしてマンホールに落ちてしまい、生まれる前にどんな自分になるかを決める「魂<ソウル>」の世界へ迷い込む物語。元の世界に戻りたいジョーと、人間に生まれたくないソウルの女の子・22番による、“人生のきらめき”をめぐる冒険が描かれる。
瑛人が担当したのは、ジョーがその歌声に足を止める、ニューヨークの地下鉄構内で弾き語りをしているストーリートミュージシャン役。アニメの吹き替えは初挑戦となった瑛人だが、「愛に満ちた世界」という楽曲を歌う役どころで、美声を響かせている。
本国アメリカのオーディションを経て役を射止めた瑛人は、「飛び跳ねるくらい喜びました。家族も『嘘でしょ!? すごい!!』と驚いていました」と素直な反応。自身もストリートミュージシャンの経験があるが、当時を振り返ると「(演じたキャラクターのように)あんなにゆっくりと座って、堂々と駅の地下のホームで演奏したことはないです。臆病者なので、友達がいないとできないタイプでした(笑)」と素朴な一面をのぞかせる。
「第71回NHK紅白歌合戦」への出場を決めるなど、次々に夢をかなえているように見える瑛人だが、本作では、やりたいことが見つからない22番に共感を覚えたという。「少し前までは、何かをやり通したことや、何かに夢中になったことがほぼ無くて、“やりたいことが見つけられない” 22番に近い人間でした。自分の一番好きな音楽を通して、最近はやりたいことが見えてきたので、ジョーに近くなってきているなと思いました」
そんなに瑛人とって、物語の重要な鍵となる“人生のきらめき”とは、やはり、歌っている時。「一番開放されていて、ただ楽しいと感じる時間が流れます。歌っている時が生きる喜びですね」という瑛人は、自身の歌唱シーンについて「身体から出る優しさを意識して、心から優しく、本当に誰か愛している人を想像しながら歌いました」と収録を振り返っている。
日本版ではそのほか、ジョーの声を浜野謙太、22番の声を川栄李奈が担当。監督は『モンスターズ・インク』『インサイド・ヘッド』のピート・ドクター。共同監督をケンプ・パワーズが務めた。(編集部・入倉功一)
映画『ソウルフル・ワールド』はディズニープラスにて12月25日(金)17時より配信開始