『スター・ウォーズ』ボバ・フェット俳優が死去 75歳
映画『スター・ウォーズ』シリーズの旧三部作でボバ・フェットを演じた、英国俳優のジェレミー・ブロックさんが、現地時間17日に、パーキンソン病の合併症によりロンドンで亡くなったと、Varietyほか各メディアが報じた。75歳だった。
1945年2月にイギリスで生まれたブロックさんは、10代から芸能界で活動し、数々のテレビドラマに出演。『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(1980)、『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』(1983)でミステリアスな賞金稼ぎ・ボバ・フェットを演じ、少ない出番ながら絶大な支持を集め、シリーズ屈指の人気キャラクターとなった。
ジェレミーさんの代理人は、声明で「ジェレミーは、長年患っていたパーキンソン病の合併症により、病院で家族に見守られながら、安らかに息を引き取りました。オリジナルの『スター・ウォーズ』3部作のボバ・フェット役で知られていた彼は、45年以上に及ぶ幸運なキャリアを誇り、妻と3人の息子、10人の孫を心から愛していました。みんな、彼がいないことを心から寂しく思うでしょう」と報告している。
訃報を受け『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』でボバの幼少期を演じたダニエル・ローガンさんは、Instagramにジェレミーさんとのツーショットを投稿。「伝説よ安らかに。あなたが教えてくれたことは決して忘れないよ。永遠の愛を。あなたがいないコンベンションなんて考えられないな。フォースと共にあれ」と故人をしのんだ。
2016年には、『帝国の逆襲』でボバ・フェットの声を担当したジェイソン・ウィングリーンさんも95歳で亡くなっている。ボバ・フェットは、現在配信中の実写ドラマ「マンダロリアン」にも登場。同作では、『クローンの攻撃』で自身のクローンであるボバを育てる賞金稼ぎジャンゴ・フェットを演じたテムエラ・モリソンさんがボバを演じている。(編集部・入倉功一)