『ラ・ラ・ランド』監督の妹がエルモア・レナードの小説を映画化
映画『セッション』『ラ・ラ・ランド』などのデイミアン・チャゼル監督の妹アンナ・チャゼルが、2013年に作家エルモア・レナードさんの死後に出版された小説「The Trespassers」の映画化作品でメガホンを取ることが決定したと、Deadlineが報じている。
1958年に執筆された同小説は、温厚な夫に不満を抱える若妻の視点で語られる物語で、夫が夫婦が所有する離れの家屋敷で、不法に狩りをする男性と対峙することを拒否すると、妻が自らの手で問題を解決しようとするというもの。
脚色はトロイ・ブレイクが担当し、製作はエルモア・レナードさんの孫娘メーガン・フリールズ・ジョンストンが自身の制作会社ルック・アット・ミー・フィルムズのもと、ゼロ・グラヴィティー・マネージメントのニック・テリーと共に担当する。
これまでエルモア・レナードの作品は、小説「ゲット・ショーティ」が1995年にバリー・ソネンフェルド監督によって映画化、小説「ラム・パンチ」がクエンティン・タランティーノ監督によって『ジャッキー・ブラウン』として映画化、小説「アウト・オブ・サイト」が1998年にスティーヴン・ソダーバーグ監督によって映画化、短編小説「三時十分発ユマ行き」が2007年にジェームズ・マンゴールド監督によって『3時10分、決断のとき』として(1957年にも『決断の3時10分』として)映画化されてきた。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)