漫画「風の谷のナウシカ」累計発行1,700万部を突破!新作歌舞伎・再上映で注目
徳間書店は24日、名匠・宮崎駿監督が手掛けた名作アニメの原作漫画「風の谷のナウシカ」全7巻(アニメージュコミックス・ワイド判)の累計発行部数が1,700万部を突破したと発表した。
1982年に雑誌「アニメージュ」誌上で発表され、1983年7月にコミックス第1巻が発売されて以来、不朽の名作として読み継がれてきた漫画「風の谷のナウシカ」。 1984年に公開された映画版は、第2巻の途中まで連載されていた時点の作品で、その後も漫画では、1994年の完結まで壮大な物語がつづられた。
2019年12月には、尾上菊之助が新作歌舞伎として原作全巻を舞台化。映画では描かれなかった壮大なストーリーの全てを、昼・夜の7時間に及ぶ舞台で披露し、再び原作が注目を浴びた。
2020年には、新型コロナウイルスの影響で新作映画が軒並み公開延期となるなか、映画版がリバイバル上映されたことでも話題に。当時を懐かしむ世代から、初めて劇場で『ナウシカ』を観た若い世代にまで、再び「この時代に読みたい」漫画として認知が広がったという。12月25日の「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)でも、再び映画版が放送される。
第1巻の発売から、37年を経ても支持される漫画版について、徳間書店は「宮崎駿が12年余にわたり描き続けた本作は、 世代を超えてこれまでも、 今も、 そしてこれからも読み継がれる傑作漫画です」としている。(編集部・入倉功一)