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実写ドラマ「岸辺露伴は動かない」ヘブンズ・ドアー映像化に半年!追い求めたリアリティー

「岸辺露伴は動かない」より
「岸辺露伴は動かない」より - (C)NHK

 漫画家・荒木飛呂彦の代表作「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する漫画家・岸辺露伴が主人公の短編を実写化したドラマ「岸辺露伴は動かない」が、12月28日から30日までの3夜にわたって、NHK総合テレビ及びBS4Kで放送される。20日に放送された特番「ドラマ『岸辺露伴は動かない』プロダクションノート」では、原作テイストの再現に挑んだ、スタッフのこだわりの一部が明かされた。

【画像】「岸辺露伴は動かない」奇妙な場面写真!

 リアリティーを何よりも重んじる風変わりな漫画家・岸辺露伴が、取材先で次々と奇妙な出来事に遭遇していく本作。露伴は面白い作品のためならば手段を選ばない漫画家で、性格は偏屈でわがまま。原作漫画の第4部「ダイヤモンドは砕けない」で初登場し、強烈な個性とブレない信念、名ゼリフの数々でシリーズ屈指の人気キャラクターとなった。

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 ドラマで露伴を演じるのは、人気俳優の高橋一生。メイキング番組内で高橋は「志ひとつのためなら周りにどう思われようと関係ないっていう、そこが好きで高校時代から憧れてはいましたね。ある憧憬だったんだと思います」と、学生時代から露伴のファンだったと明かしている。

 そんな露伴を象徴するのが、“ヘブンズ・ドアー”という特殊能力だ。相手を「本」にして生い立ちや秘密を知り、指示を書き込むことができる能力で、実写化にあたり、最もこだわりを詰め込んだシーンになったという。

 能力の発動シーンは、幾度もシミュレーションを繰り返したCGで再現されているが、リアリティーを出すため、演者の顔を本にする特殊メイクも用意。本の書き込みは、キャラによって取材メモのようであったり、ファッション誌のようであったりと、個性に合わせて変化がつけられており、それぞれの紙の厚みまで違う。延べ半年をかけて映像が制作されたという注目の場面だ。

 また、“ジョジョ立ち”といわれる独特のポーズにこだわったのが高橋。静止画ではなく、動きのなかでポーズを決めることから、番組内で高橋は「いかに自然な動きのなかで形になっているのか、すごく気を使いました。誰に対して気を使ったかったっていうのは、僕自身です。僕が腑に落ちなければ、お芝居できないので。ポーズの連続みたいなものの間に、どういう動きを入れるのかっていうのをすごく意識していたと思いますね」と語っている。

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 露伴の衣装も、奇妙な印象を残すために左右非対称のものが用意され、ペン先のピアスを再現。個性的なヘアバンドも、形、色、素材を厳選した一品で、高橋が「休憩中もはずせなくなった。僕にとって大事なパーツのひとつ」というほど。露伴よろしくリアリティーにこだわった、”ジョジョ”世界の再現に期待が高まる。(編集部・入倉功一)

ドラマ「岸辺露伴は動かない」は総合テレビ及びBS4Kにて12月28日・29日・30日、各午後10:00~10:49放送

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