「ワンダヴィジョン」エリザベス・オルセン、マーベル社長への厚い信頼
マーベルの実写ドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」(1月15日日米同時配信)でタイトルロールのワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチを演じるエリザベス・オルセンが、出演に対する心境や、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品の舵を取るマーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギについて語った。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界が舞台となる「ワンダヴィジョン」は、幸せな生活を送るワンダ(エリザベス)とヴィジョン(ポール・ベタニー)の日常に隠された“謎”が剥き出しになっていくドラマシリーズ。本作の物語は、2022年3月に全米公開する『ドクター・ストレンジ』続編に直結すると言われており、新たに始動するMCUフェーズ4においても重要な一本となる。
これまで劇場公開作のみがラインナップされていたMCUは、フェーズ4より動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」向けに製作されるドラマシリーズも含んでの新展開を迎える。エリザベスは、新たなフェーズに「最初は少し不安に感じた」とも語っているが、「ほとんどすべてにおいて(ケヴィン・)ファイギを信頼するの(笑)。もし彼に、自身を夢中にさせるしっかりとしたアイディアがあるなら、私は彼の直感を信頼するわ」とスタジオのトップとして10年以上MCUを引っ張ってきたケヴィンに絶対的な信頼を寄せている。
マーベル初の実写ドラマシリーズであると共に、本作はMCU作品で初のシットコム(シチュエーション・コメディー)形式を採用している。オファー後に脚本を読み始めたエリザベスは、「コンスタントに変化しているアメリカのシットコムのジャンルを通してストーリーを語るのは、チャレンジングな方法だったわ」と振り返りつつ、「脚本はとてもスマートでよく出来ていたし、(現場は)とても協力的な雰囲気だった」と製作スタッフ陣を絶賛した。
スカーレットは今後、「ワンダヴィジョン」の物語が直結する映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題) / Doctor Strange in the Multiverse of Madness』でもワンダを演じる予定。数年先の未来を見据えるファイギが、MCUフェーズ4で彼女にどんな道を与えるのか注目だ。(編集部・倉本拓弥)
「ワンダヴィジョン」は2021年1月15日より「Disney+(ディズニープラス)」で日米同時配信