中村倫也主演「珈琲いかがでしょう」連ドラ化 テレ東連ドラ初主演
俳優の中村倫也が、コナリミサトの漫画に基づく「珈琲いかがでしょう」でテレビ東京系の連続ドラマにおいて初主演を務めることが7日、明らかになった(2021年放送※放送枠・放送時期は未発表)。中村演じる移動珈琲店の店主が行く先々で傷ついた人々を癒やしていく物語で、中村にとってコナリ原作作品への出演は2019年7月期のドラマ「凪のお暇」以来2度目。本作への出演に「オファーをいただくずっと前、一昨年に原作者のコナリさんとお仕事させていただきまして、その頃にこの漫画も読んでいたんです。たいへん楽しく拝読させていただきました。なので世界観の共有はバッチリかなと」とコメントしている。
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原作は、主人公・青山一(あおやま・はじめ)が移動珈琲車に乗り、行く先々で、人生に少し傷ついた人々を癒やすさまを描く、優しくもほろ苦い群像劇。2014年~2015年にかけて「WEBコミックEDEN」で連載され、2018年にアニメ化された。
昨年10月期のドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)のクールなイケメン社長役も記憶に新しい中村。コナリ原作の「凪のお暇」では出会う全ての女子をとりこにしてしまう、人たらしのイベントオーガナイザー・安良城ゴン役で話題を呼び、ネット上では同原作者の「珈琲いかがでしょう」を中村主演で実写化を熱望するファンの声も見られた。中村自身にもそういった声が届いていたと言い、「『お待たせしました』といったところでしょうか。これで僕以外の役者が演じていたら何よりもまず僕が文句を言っていたと思うので、良かったなと思います。笑」と話す。
原作者のコナリは実写ドラマ化、及び中村の主演について「珈琲いかがでしょうの実写ドラマ化すっごくすっごく嬉しいです……!! 最終回までの脚本をすでに読ませていただいているのですが、原作エピソードはもちろんのこと、ドラマオリジナル回もあって楽しみです。中村さんの演じてくださったゴンが素晴らしすぎたので青山も素晴らしすぎる未来しか見えません。珈琲片手に毎週視聴します!!」と期待を寄せている。
監督・脚本を映画『かもめ食堂』『めがね』などの荻上直子が務めるほか、監督に映画『聖の青春』『パラレルワールド・ラブストーリー』の森義隆、映画『ケンとカズ』の小路紘史が名を連ねる。
主演の中村、合田知弘プロデューサーのコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
中村倫也(主人公・青山一役)
Q)テレビ東京の連続ドラマでのレギュラー出演は4回目となり、主演は今回が初となりますが、感想などお聞かせください。
オファーをいただくずっと前、一昨年に原作者のコナリさんとお仕事させていただきまして、その頃にこの漫画も読んでいたんです。たいへん楽しく拝読させていただきました。なので世界観の共有はバッチリかなと。あとはテレ東のナナナ推しが楽しみです。笑
Q)「主人公の見た目や仕草、佇まいが中村倫也にしか見えない…」と原作ファンの待望論が現実になりましたが、「珈琲いかがでしょう」テレビドラマ化のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。
そうですね、そういった声も僕のもとにも届いていて、「お待たせしました」といったところでしょうか。これで僕以外の役者が演じていたら何よりもまず僕が文句を言っていたと思うので、良かったなと思います。笑 そしてドラマ化に際しまして、魅力的な監督陣、キャスト陣が集結しました。青山という役を通じてホスト的な立ち位置もうまく演じられればと思います。
Q)原作もしくは台本を読んだ感想をお聞かせください。
原作からとても面白く、連ドラで見たいなと思っていました。脚本を読み、青山とさまざまな人との関わり合いの中で機微が動いていく様を、丁寧に紡いでいければと感じています。
Q)青山一という役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。
影と包容力のある、珈琲屋のぽわぽわした兄ちゃんとしてまずは存在できればと思います。
Q)視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。
知らぬ間にコーヒーカップについてしまった汚れを綺麗に落としていくような、そんな作品になると思います。癒しとハラハラを内包するこのドラマをぜひ楽しんでいただければと思います。
合田知弘プロデューサー
コナリミサト先生の人気原作をお預かりし、荻上直子監督が連続ドラマ脚本に仕上げて世界観を作られ、そこに今、最も旬な俳優・中村倫也さんを主演に迎える、という本作はきっと他所では味わえない風味のブレンドになることを確信しています!僕らプロデューサーの仕事は、豆(?)本来の魅力を引き立てながら、雑味が少なくクリアでバランスの良い一杯を視聴者の皆さまにお届けすること。このドラマ、ひと口めはちょっと甘~く感じるかもしれませんが、回を追うごとに意外なほどビターでハードなテイストに仕上がっていきます。そんな口当たりの変化も、ぜひ楽しみにご覧ください。