『パラサイト』日本で演劇化進行中!別冊映画秘宝で判明
第92回米国アカデミー賞で作品賞に輝いた、ポン・ジュノ監督の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の演劇化企画が進行していることが、8日に発売された「双葉社スーパームック 別冊映画秘宝 決定版 韓国映画究極ガイド」(双葉社)における、映画プロデューサー・李鳳宇氏のインタビュー内で明らかになった。
2万5,000字に及ぶインタビューでは、かつて李氏が代表を務め、日本における韓国映画ムーブメントにおいて大きな役割を果たした配給会社・シネカノンにおける、韓国映画配給にまつわる貴重なエピソードを掲載。『シュリ』『JSA』そしてポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』といった作品を振り返るなかで李氏は、オスカー受賞後に凱旋来日したポン監督と会った際に『パラサイト』の演劇化を提案したことを明かし「来年か再来年、演劇でやることになった」と語っている。
日本語の芝居となり、舞台も1990年代の日本に置き換える予定というが、現在は「すごく面白い企画だから、誰でやろうか、どう作ろうかって日々妄想してる最中」とのこと。正式な時期や劇場、その他の詳細については、追って株式会社スモモより発表予定。
「別冊映画秘宝」の復活第一弾となる本書では、『パラサイト』や「愛の不時着」などのドラマ作品でさらに勢いづく韓国映画を徹底特集。パニックホラー『新感染 ファイナル・エクスプレス』で世界的な注目を浴び、マーベル映画『エターナルズ(原題) / Eternals』に出演を果たした筋肉スター、マ・ドンソクのフィルモグラフィを掘り下げる「マ・ドンソク解体新書【完全版】」では、ドンソクファンを公言するフリーアナウンサー、宇垣美里のインタビューも掲載されている。
さらに『新感染』の続編『新感染半島 ファイナル・ステージ』の究極攻略特集や、「永久保存版! 激辛韓国映画人名鑑 2021」と題して、現在の韓国映画ムーブメントにおける重要人物を、監督・女優・バイプレイヤーの3つの角度から検証。前述の李鳳宇氏のインタビューをはじめ、必読の特集が掲載されている。(編集部・入倉功一)
「双葉社スーパームック 別冊映画秘宝 決定版 韓国映画究極ガイド」は株式会社双葉社より発売中 価格:税込み1,980円