『キングスマン』新作はワイルドかつパンク!脚本家が明かす
これまでの映画『キングスマン』シリーズと、3月12日に日本公開を控える新作『キングスマン:ファースト・エージェント』の違いについて、マシュー・ヴォーン監督と共に脚本を手掛けたカール・ガイダシェクが明かした。
【画像】かっこよすぎ!『キングスマン:ファースト・エージェント』ポスター各種
労働者階級の不良少年だったエグジー(タロン・エジャトン)と、彼の才能を見いだしたスパイ組織キングスマンのハリー(コリン・ファース)の関係を軸に描き、多くのファンを獲得した『キングスマン』(2014)と『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)。そんな人気スパイアクションシリーズの新作として、1914年まで時をさかのぼり、キングスマンがいかにして誕生したのかに迫るのが『キングスマン:ファースト・エージェント』だ。
ガイダシェクは「すぐにはっきりしたのは、僕たちが書こうとしている脚本は、前2作と同じトーンではなく、独自の新しいトーンになるということだ。歴史を踏まえながら、ワイルドかつパンクで、エッジの効いたトーンを見事に融合させたバージョンにしようと考えた」と今作と前2作の違いに言及。第1次世界大戦前夜のヨーロッパを舞台にしたということで、「年代も出来事も正確だし、歴史上で起きた全てのことを尊重した。その上で、史実の裏側の誰も見ていないところでは、こんなことが起きていたかもしれないという発想を駆使して書き上げた」とこれまでとは違うアプローチを取ったと説明した。
今作の主人公は、イギリス名門貴族のオックスフォード公(レイフ・ファインズ)とその息子コンラッド(ハリス・ディキンソン)。ロシアの怪僧ラスプーチンや、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世、ロシア皇帝ニコライ2世、イングランド王ジョージ5世など歴史上の人物も登場する中で、二人が世界を意のままに操ろうと目論む「闇の狂団」に立ち向かうさまが描かれる。シリーズの魅力を受け継ぎながらも、新境地に挑んだ『キングスマン:ファースト・エージェント』に期待が高まる。(編集部・市川遥)