『スパイダーマン』トム・ホランド、ガリガリに…新作で14キロの大幅減量
『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドが『アベンジャーズ/エンドゲーム』のルッソ兄弟と再タッグを組んだ映画『チェリー(原題) / Cherry』で、30ポンド(約14キロ)の大幅減量に挑んでいたことが明らかになった。
イラク戦争に従軍したニコ・ウォーカーの半自伝的小説を原作に、帰国後もPTSDに苦しみ、ドラッグに溺れ、ドラッグを買う金欲しさに銀行強盗を重ねる主人公チェリーの姿を2000年代半ばから現在に至るまで描く本作。映画は六つの章に分けられており、章ごとに撮影方法から音楽、俳優陣の演技まで異なるスタイルでつづられていく。
早くもアカデミー賞を期待する声も上がっているトムの役づくりについて、ジョー・ルッソ監督はDeadlineのインタビューで「ホランドはこの役のために大幅な減量をした。彼は30ポンド(約14キロ)痩せた上で、すぐに体重を戻したんだ。インディペンデント映画の制作スケジュールだったから、彼にはそうしたことをする時間があまりなかったはずなんだけど」と称賛。トムは依存症やPTSDについても深く学び、外見も内面もチェリーを体現したのだという。
ジョー監督は最近行われた『チェリー(原題)』のQ&Aイベントでも、「トムは体重のほとんど四分の一を減らしたんだ」とコメント。ガールフレンド役のシアラ・ブラヴォも大幅な減量をしたといい、「二人に称賛を。彼らは本作の演技を本物にするために、生身の自分をさらけ出してくれた。僕たちが今まで関わった中でも、最も優れた演技の一つといえる。二人には肉体的な犠牲を強いてしまったのだけど」と語っていたとCinemaBlendnが伝えている。
『チェリー(原題)』の配給権は Apple TV+ が獲得しており、2021年2月26日から米劇場公開。同年3月12日からは世界的に Apple TV+ で配信される。(編集部・市川遥)