「ワンダヴィジョン」キャスト、撮影前にシットコムを学ぶ特訓を受けていた!
マーベル・スタジオ初の実写ドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」でワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチを演じるエリザベス・オルセンが、撮影前に受けたという特訓や、本作で挑戦したシットコム(シチュエーション・コメディー)について語った。
2015年公開の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』よりマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に登場したワンダは、本作でMCU作品のタイトルロールを担うことに。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公開後、マーベル・スタジオCEOのケヴィン・ファイギから本作の企画を聞いたエリザベスは、MCUのドラマシリーズに戸惑いもあったというが、そのコンセプトに魅力を感じたという。
「ワンダとヴィジョンが郊外にいて、シットコムであり、同時に『トワイライト・ゾーン』みたいに何が起こっているかわからない、という感じでやりたいんだというのを聞いて、なるほど、それならテレビにぴったりだと思いました」
「ワンダヴィジョン」では、MCUで初めてシットコム形式が採用されている。これまでのMCU作品とは打って変わって、コミカルな演技も要求されるなか、エリザベスは撮影前に共演者と一緒にある特訓を受けたという。
「私たちは事前に、みんなでシットコムを学ぶ特訓を受けました。撮影が始まる前に、出演者が全員揃って、マット・シャックマン監督、(脚本家の)ジャック・シェイファーと一緒に、各回が求める特定のシットコム番組を見たんです。そこにある世界観、ルール、トーンなどを理解するためにです。撮影中、私たちはそれをやらなければいけない。いわば、私たちは同じ言語を喋らないといけないということです」
第1話は実際に観客を入れて撮影しており、エリザベスは「ものすごく緊張しました(笑)。硬直してしまったんです。アドレナリンが出すぎた感じでしたね」と述懐。それでも、シットコム形式で演技を披露するのは貴重な体験だったといい、「マーベル映画は、エイリアンが出てきたり、ヒーローがいたりして、すごくビッグでクレイジーだから、なおさら現実的な演技が求められます。でも、シットコムは現実的である必要はありません。これはリアリスティックだろうか、なんて考えなくていいんです(笑)。すごく小さなことをものすごく大げさにやってもいい。そんな自由を与えられるのは、とても楽しかった」と充実感をにじませた。(編集部・倉本拓弥)
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」は1月15日日米同時配信