田中圭、土屋太鳳はオンオフのギャップがすごい!「撮影が始まるとギャって」
土屋太鳳と田中圭が19日、都内で行われた映画『哀愁しんでれら』の完成報告会に出席し、夫婦役を務めた本作での共演を振り返った。
本作は、不幸のどん底にたたき落とされるも、8歳の娘・ヒカリを男手ひとつで育てる開業医の大悟との結婚で幸せをつかんだ小春が、思わぬ事態に陥っていく物語。イベントには豪華ドレスで登壇した土屋のほか、夫役の田中、共演者のCOCO、石橋凌、本作のメガホンを取った渡部亮平監督も出席した。
普通の生活を送っていたにもかかわらず、一晩ですべてを失ってしまう主人公の小春を演じた土屋は「小春はごく普通の女の子。でも、普通でいることって、やっぱり幸せでいたいと思うのと同じくらい大変」とコメント。「我慢したり、努力する中、押し殺す気持ちも芽生えてしまう。学校であったり会社であったりで、みなさんもきっと(小春と)同じ感情を持っていると思います。わたしもどうこうするよりごく普通に演じました」と役づくりを振り返った。
さらに、田中演じる夫の大悟や、COCOふんする娘のヒカリについても「みんな個性的な登場人物ばかりですが、どこかみなさんの心の中にいるような、みなさんの隣にいるような、そういう人物。そういうストーリー。こういう状況の中で幸せとは何かを考えるきっかけとなる作品だと思います」と紹介した。
田中とは5月公開の映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』でも夫婦役で共演しているが、土屋は「圭さんとは現場でお芝居のこととか、ごく普通の会話をさせてもらったりしたんです。寒い撮影の時に、温かい飲み物を買ってきてくれて、それをストーブの上で温めて一緒に飲んだりして、そういう心遣いもステキだなって。お芝居ももちろんステキでした」とその印象を語る。
一方、田中は「太鳳ちゃんはカメラが回っている時と回っていない時のギャップ、メリハリがすごい」と笑顔で紹介し、「だいたいふわふわして宙に浮いている感じなのに、撮影が始まるとギャって……」と撮影が始まるなり女優の表情に豹変していく土屋の緊張感あふれる姿を身振り手振りで説明。これに土屋は「うまい!」と相槌を打ち、「圭さんが自分の子どもかのように話を聞いてくれたり、お芝居に対しても爆発力というか、本番に対してバンってぶつける感じがステキでした。絶対いいシーンが撮れるっていう確信がある中演技ができました」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『哀愁しんでれら』は2月5日より全国公開