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長瀬智也、レスラー役で10キロ超増量!ヘヴィメタを聴いて肉体改造

「俺の家の話」制作発表会見より。前列:西田敏行、長瀬智也、戸田恵梨香 後列:桐谷健太、江口のりこ、永山絢斗、脚本家・宮藤官九郎
「俺の家の話」制作発表会見より。前列:西田敏行、長瀬智也、戸田恵梨香 後列:桐谷健太、江口のりこ、永山絢斗、脚本家・宮藤官九郎 - (C)TBS

 長瀬智也が18日、オンラインで行われたTBS系1月期の新ドラマ「俺の家の話」(1月22日スタート、毎週金曜夜10時~※初回15分拡大放送)制作発表会見に登壇。プロレスラーを演じるにあたり10キロ超増量したことを明かした。会見には共演者の戸田恵梨香永山絢斗江口のりこ桐谷健太西田敏行、脚本家の宮藤官九郎も参加した。

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 本作は、長瀬演じるピークを過ぎたプロレスラー・観山寿一(みやま・じゅいち)が、能楽の人間国宝である父・寿三郎(じゅさぶろう/西田敏行)が危篤に陥ったことから20年ぶりに家に戻り、現役を引退して観山家に次々と降りかかる困難に立ち向かうさまを描くホームドラマ。

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 会見に登壇した長瀬は、「ピークを過ぎたレスラーということで自分に重なる部分があったりだとか、おやじの介護のために自宅に戻っていろんなことに巻き込まれていく42歳の男を演じますので、その辺を楽しんでもらえたらと思います」とあいさつ。長瀬にとって、脚本の宮藤との付き合いはドラマ「池袋ウエストゲートパーク」から約20年となり、本作はドラマでは「うぬぼれ刑事」から11年ぶりのタッグとなる。本作でプロレスラー、能楽師という全く違う世界で生きる主人公にふんした心境を語った。

 「今までもいろんな作品をやらせていただくなかで、いろんな二面性を自分なりに演じさせていただきましたが今回はお能とプロレス、能は伝統芸能でかたやプロレスは海外から生まれた文化で、また違う形の描き方になるんじゃないかと自分自身も思っていたんですけど、やってみたらその通りで、今まで味わったことがないような感覚や気持ちになって、そこで(ドラマの)メッセージというか伝えたいことを、セリフを発した時に自分が感じる。それはきっとこれまでもそうだったんですけど、今までも不器用ながらいろんなことを感じ取ったりキャラクターなりの思いを募らせてそれが行動原理になっていくのは変わらないんですけど、(宮藤と)お互いに年をとって、シンプルなセリフでも若かったときには表現できなかったニュアンスも自分自身感じたりすることもあったので、すごく感慨深い気持ちと共に、何か新しいものを作る台本を書いていただけたなと思いました」

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 メインビジュアルでも長瀬のプロレスラー姿が印象的だが、肉体づくりについて「毎日ヘヴィメタを聴いてまず闘争本能を湧き立たせた」という長瀬。具体的には「12、3キロぐらい」増やしたそうで「コロナなどいろいろあったので、夏ぐらいから始めて本格的にというかたちだったんですけど。3か月とかかな。自粛が明けてからやり始めた感じですね」と振り返った。

 一方、宮藤は年末に放送・配信された「池袋ウエストゲートパーク」「タイガー&ドラゴン」など、これまでに長瀬と組んだドラマを観て懐かしんでいたという。プロレスと能という二つの世界を融合させた意図について、両者が対照的である点や共通点を挙げながら語った。

 「プロレスラーは長瀬君にいつかやってほしいと思っていました。プロレスって表情も動きも大きいじゃないですか。大きく見せる。わざをくらったときのリアクションなんかがぴったりなんじゃないかと思っていて。なおかつお父さんで。真逆の世界から飛び出してプロレスラーになったと考えた時に伝統芸能がいいなと。あと能も面をつけるのでそこはプロレスとかかっている。四角い舞台とか。能は耐え忍ぶ、自分を抑える芸なんですよね。プロレスは自分を出す発散するもの。動くなというのが能で動け、というのがプロレスなので、そのギャップが面白いかなと思いました」

 なお、宮藤は印象的なシーンとして戸田演じる介護ヘルパー・さくらと、西田演じる寿一の父・寿三郎の出会いの場面を挙げ、「戸田さんと西田さんの出会いのシーンがすごい面白かった。マスクをこういうふうに使うのかと。マスクをとったらその下でこんな顔をしていたのかとすごく面白くて、観た時に笑ってしまいました」と話していた。(編集部・石井百合子)

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