キネ旬ベスト・テン、コロナ禍で表彰式をライブ配信 94回の歴史で初の試み
老舗映画雑誌「キネマ旬報」が発表する映画賞「キネマ旬報ベスト・テン」第94回の発表、並びに表彰式が2月4日にライブ配信で行われることが20日、明らかになった。発表されるのは1位作品など全16賞。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初の試みとして無観客でライブ配信されることとなった。
1924年度(大正13年)から行われてきた同賞は、映画評論家、ジャーナリストなどがその年を代表する日本映画、外国映画、文化映画を10本選出。2020年度はのべ130名以上が選考に参加した。その他部門に主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞など。
同賞では例年、表彰式には抽選で読者も招待。前回93回では日本映画ベスト・テン第1位に『火口のふたり』、外国映画ベスト・テン第1位に『ジョーカー』が輝き、表彰式は都内・文京シビックホールで開催。主演男優賞の池松壮亮、主演女優賞の瀧内公美、日本映画監督賞の白石和彌らが登壇して受賞スピーチを行った。
「第94回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」ライブ配信は、4日18時~19時半(予定)、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルで実施。各受賞者にトロフィーが授与される。2位以下の発表は2月5日発売号の紙面にて発表される。(編集部・石井百合子)