トム・ハンクス主演、少女と退役軍人の過酷な旅『この茫漠たる荒野で』2月10日Netflix配信
映画『キャプテン・フィリップス』(2013)のトム・ハンクスとポール・グリーングラス監督が再びタッグを組むNetflix映画『この茫漠たる荒野で』(原題:News of the World)の配信日が2月10日に決定した。
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本作でトムが演じるのは、まだメディアの乏しい南北戦争終結後のアメリカで、各地を回り人々にニュースを届ける退役軍人。戦争の終結から5年後。町を転々としながら、世界各地のニュースを読み伝える仕事をしていたジェファソン・カイル・キッド大尉(トム)は、ある日、ネイティブアメリカンに誘拐され、家族として育てられた10才の少女ジョハンナに出会う。英語もわからず、外の世界に困惑する彼女を見かねたキッドは、親族のもとへ彼女を送り届ける役目を引き受ける。
『ボーン』シリーズや『ユナイテッド93』など、臨場感あふれる描写に定評のあるグリーングラス監督が、ポーレット・ジルズのベストセラー小説に基づき脚本も担当。トム演じる主人公キッドと、少女ジョハンナが、何百キロにもわたる旅のなかで、人間と自然から突き付けられる過酷な試練を乗り越えながら、次第に心を通わせていく姿を描く。
少女ジョハンナを演じるのは、ドイツ出身の若き新星ヘレナ・ゼンゲル。そのほか『リンカーン』のエリザベス・マーヴェル、『フォードvsフェラーリ』のレイ・マッキノン、ドラマ「アンダー・ザ・ドーム」のメア・ウィニンガムら実力派が脇を固める。また、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』でアカデミー賞脚色賞にもノミネートされたルーク・デイヴィスが共同脚本を担当した。『キャプテン・フィリップス』でも賞レースをさわがせたトムとグリーングラス監督の再タッグとあって、本年度アカデミー賞をはじめとする映画賞における活躍も期待される話題作だ。(編集部・入倉功一)
Netflix映画『この茫漠たる荒野で』は2月10日(水)より独占配信開始