「おちょやん」助監督役も話題!演技派俳優・若葉竜也に注目
連続テレビ小説「おちょやん」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)で、鶴亀撮影所の助監督・小暮真治を演じている若葉竜也。初の朝ドラでも好演を見せ、話題作への出演が相次ぐ若葉の活躍にあらためて注目してみたい。
杉咲花がヒロインを務める「おちょやん」は、明治の末に大阪の南河内の貧しい家に生まれた千代が、女優を目指して奮闘する姿を追う物語。朝ドラ初出演となる若葉が演じる小暮は、鶴亀撮影所の助監督として走り回りながら監督を夢見ており、右も左もわからない千代に優しく手を差し伸べる。そして、千代の女優としての役づくりのため、恋人役を務めることになって……。
若葉は柔らかい口調と優しい眼差し、どこか寂しげな雰囲気が印象的な小暮を好演。SNSを中心に視聴者からも千代の“初恋”相手として「納得」の声が寄せられており、好評を博している。そんな若葉のキャリアは長く、1989年6月10日に大衆演劇の一座に生まれ、初舞台を踏んだのは1990年10月のこと。過去にはインタビューで、小さい頃は「役者は大っ嫌い」だったと語るも、20~21歳のときに「やっぱり自分には役者なんだなと気付いた」という。どこか「おちょやん」の一平(成田凌)も思わせるエピソードだが、物語での三角関係を予感させる展開からも目が離せない。
そんな若葉は「野ブタ。をプロデュース」「マイ★ボス マイ★ヒーロー」「ごくせん」(第3シリーズ)といった人気ドラマにも出演し、最近では2016年公開の映画『葛城事件』で第8回TAMA映画賞の最優秀新進男優賞を受賞。また、門真国際映画祭2018では監督作品『蝉時雨』が最優秀作品賞(自主制作映画部門)に輝くなど、マルチな活躍が光る。
そして、成田とともに出演した2019年公開の『愛がなんだ』が大きな話題を呼んだほか、昨年公開の『ワンダーウォール 劇場版』『生きちゃった』『朝が来る』『罪の声』『AWAKE』などに出演。今後も、松坂桃李が主演を務める『あの頃。』(2月19日公開)、若葉主演の『街の上で』(4月9日公開)、成田と共演する『くれなずめ』(G.W.公開)も控えており、活躍の勢いは増すばかりだ。(編集部・大内啓輔)