菅田将暉「評判悪かった」5年前を回顧 多忙のあまりピリピリ
俳優の菅田将暉が26日、都内で行われた映画『花束みたいな恋をした』(1月29日全国公開)公開直前イベントに登壇し、多忙を極めた5年前を自虐的に振り返り、会場の笑いを誘った。この日は、ダブル主演の有村架純と土井裕泰監督も来場した。
本作は、ドラマ「東京ラブストーリー」「最高の離婚」「カルテット」などの人気脚本家・坂元裕二が、映画で初めて手掛けたオリジナルのラブストーリー。東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことを機に出会い、あっという間に恋に落ちた大学生の山音麦(菅田)と八谷絹(有村)の5年間を追う。
2016年公開の映画『何者』で共演経験のある二人。当時と現在の印象の変化を尋ねられた菅田は、「(前作では)ほとんどしゃべったことがなかったので、わからない」と困るが、再共演によって「よくしゃべる人だと知りました。好奇心旺盛で、自分が知らないものとか、初めて見るものに抵抗感なく飛び込んでいける人」と印象を語った。また、佐藤健や二階堂ふみら人気俳優が集まった『何者』の現場は、「最低限の会話はするけど、各々のペースでやりましょうという感じでした」と回顧した。
すると有村も「当時は全然しゃべらなくて……」と同調すると、「しゃべりかけづらいわけではなかったんですけど、壁がないというか……壁あるのかな……?」と迷いつつコメント。そんな有村をフォローするように、菅田は「当時、話しかけづらかったんだろうね。その時期の評判悪いもん、俺。よく言われるから」とぶっちゃけ。思わぬ発言に有村が「忙しすぎたんだね」と逆フォローすると、菅田は「眠そうでピリピリしていたんだと思う」と申し訳なさそうに話していた。
そんな二人は今回、同じ関西出身ということで関西弁でのトークも楽しみつつ撮影に臨み、納得のいく作品を作り上げた。菅田は「恋愛自体の面白さや美しさを描いた作品です。観てくださった人の人生にユーモアが生まれたら……と思います」とアピール。有村は「二人が恋愛をしている日記のようなお話ですので、温かく見守っていただけたら嬉しいです」と笑顔で呼び掛けていた。(取材:錦怜那)