女性にしか見えない…「天国と地獄」高橋一生の熱演にもらい泣き
日曜劇場「天国と地獄 ~サイコな2人~」(TBS系、日曜21時~)で、刑事と殺人鬼の魂が入れ替わるという難役を務めている綾瀬はるかと高橋一生。二人の演技が「うますぎる」と話題のなか、24日に放送された第2話では、高橋の涙の熱演に視聴者がもらい泣きした。
本作は、綾瀬ふんする刑事・望月彩子と高橋ふんするサイコパスな殺人鬼・日高陽斗の魂が入れ替わるさまを描く、「JIN -仁-」「義母と娘のブルース」などの脚本家・森下佳子によるオリジナルストーリー。初回から、入れ替わり後の二人の演技に「(綾瀬が)日高にしか見えない」「(高橋が)望月にしか見えない」と絶賛の声が視聴者から上がるなど、反響を呼んでいる。(以下、第2話の一部詳細に触れています)
期待が高まるなか迎えた第2話では、殺人の容疑者である日高になってしまった彩子が、彩子になった日高から「出頭して一生を塀の中で過ごすか、それとも自分と協力して容疑を晴らすか」と二者択一を迫られ、仕方なく後者を選択。家宅捜査や事情聴取をなんとか乗り切りながらも、彩子と日高のスリリングな駆け引きが描かれた。
「誰が一番最初に入れ替わりに気付くのか?」も注目されていたが、終盤、彩子の後輩でバディを組むゆとり世代の刑事・八巻英雄(溝端淳平)が日高の自宅を訪れる。彩子の雰囲気が変わったことを不思議に思いながらも「路線変更です」と煙に巻かれていた八巻だったが、確信を得るために、インターホン越しに彩子なら答えられる質問を次々とぶつけていく。
八方塞がりで追い詰められていた彩子は、泣きながら八巻の問いかけによどみなく答えていく。そして「望月さんは日高と入れ替わったんですよね?」と入れ替わりに気付いた八巻に、彩子が「今までで一番お手柄だよ」とインターホンの液晶画面を撫でながら声をかけるというシーンが展開された。「入れ替わった瞬間から女性にしか見えない」と視聴者を驚かせている高橋は、同シーンで彩子の孤独や不安が和らぐ心情を絶妙な愛らしさをもって表現。「涙出た」「可愛すぎた」というコメントがSNSに上がるなど、観る者の胸を打つ、名演を見せた。
31日放送の第3話では、日高が捨てた革の手袋をめぐる物語が展開。一方で彩子は奄美大島へと渡り、日高に関連する意外な足跡をつかむ。(清水一)