日本アカデミー賞『Fukushima 50』最多12部門で優秀賞を受賞!
第44回日本アカデミー賞
27日、第44回日本アカデミー賞の優秀賞が発表され、映画『Fukushima 50(フクシマフィフティ)』が作品賞、監督賞をふくむ最多12部門で優秀賞を受賞した。
【動画】映画『Fukushima 50』予告編(注意:津波のシーンがあります)
同作は門田隆将のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を『沈まぬ太陽』などの若松節朗監督が映画化した作品。東日本大震災による福島第一原子力発電所事故発生以降も現場に残り、日本の危機を救おうとした作業員たちの姿を描き、佐藤浩市、渡辺謙らが出演している。
小栗旬と星野源が共演した『罪の声』(11部門受賞)、『男はつらいよ』シリーズ22年ぶりの新作となった山田洋次監督の『男はつらいよ お帰り 寅さん』(10部門受賞)、二宮和也主演の『浅田家!』(8部門受賞)、草なぎ剛主演の『ミッドナイトスワン』(8部門受賞)が優秀作品賞に選ばれている。
2019年12月16日~2020年12月31日に公開され、選考基準を満たした作品が選考対象となっている。授賞式は3月19日に開催される。(編集部・海江田宗)
第44回日本アカデミー賞の主な受賞結果は以下の通り(各項50音順 アルファベット順)。
■優秀作品賞
『浅田家!』
『男はつらいよ お帰り 寅さん』
『罪の声』
『ミッドナイトスワン』
『Fukushima 50(フクシマフィフティ)』
■優秀アニメーション作品賞
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
『映画 えんとつ町のプペル』
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
『ジョゼと虎と魚たち』
『STAND BY ME ドラえもん 2』
■優秀監督賞
内田英治『ミッドナイトスワン』
河瀬直美『朝が来る』
土井裕泰『罪の声』
中野量太『浅田家!』
若松節朗『Fukushima 50(フクシマフィフティ)』
■優秀脚本賞
内田英治『ミッドナイトスワン』
中野量太/菅野友恵『浅田家!』
野木亜紀子『罪の声』
前川洋一『Fukushima 50(フクシマフィフティ)』
山田洋次/朝原雄三『男はつらいよ お帰り 寅さん』
■優秀主演男優賞
小栗旬『罪の声』
草なぎ剛『ミッドナイトスワン』
佐藤浩市『Fukushima 50(フクシマフィフティ)』
菅田将暉『糸』
二宮和也『浅田家!』
■優秀主演女優賞
小松菜奈『糸』
永作博美『朝が来る』
長澤まさみ『コンフィデンスマンJP プリンセス編』
長澤まさみ『MOTHER マザー』
倍賞千恵子『男はつらいよ お帰り 寅さん』
広瀬すず『一度死んでみた』
■優秀助演男優賞
宇野祥平『罪の声』
妻夫木聡『浅田家!』
成田凌『窮鼠はチーズの夢を見る』
星野源『罪の声』
渡辺謙『Fukushima 50(フクシマフィフティ)』
■優秀助演女優賞
江口のりこ『事故物件 恐い間取り』
黒木華『浅田家!』
後藤久美子『男はつらいよ お帰り 寅さん』
桃井かおり『一度も撃ってません』
安田成美『Fukushima 50(フクシマフィフティ)』
■優秀外国作品賞
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
『パラサイト 半地下の家族』
『フォードvsフェラーリ』
『1917 命をかけた伝令』
『TENET テネット』
■新人俳優賞
服部樹咲『ミッドナイトスワン』
蒔田彩珠『朝が来る』
森七菜『ラストレター』
岡田健史『望み』『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』『弥生、三月 君を愛した30年』
奥平大兼『MOTHER マザー』
永瀬廉『弱虫ペダル』