ディーン・フジオカ、アニメ映画声優初挑戦!福島舞台の『フラ・フラダンス』新キャスト発表
福島県いわき市に実在するスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム、通称・フラガールを描くオリジナルアニメーション映画『フラ・フラダンス』(初夏公開)の新キャストが発表され、俳優、シンガーソングライターのディーン・フジオカが初めてアニメ映画で声優に挑むことが明らかになった。ディーンが演じるのは、フラガールたちが憧れるスパリゾートハワイアンズの先輩社員。自身も福島出身であるディーンは「生まれ故郷とのつながりの中で改めて自分に何ができるのかを考えるきっかけを頂きました。自分の置かれた場所で、何があっても諦めず、全力で努力し続けることの大切さを教えてくれる、そんな力を持った作品になっていると思います」とコメント。おトボけキャラのマネージャーに、山田裕貴がふんする。
本作は、フラガールの新入社員・夏凪日羽(声:福原遥)と同期の仲間たち、彼女たちを取り巻く人々との絆を描く物語。スパリゾートハワイアンズの先輩社員・鈴懸涼太(すずかけりょうた)にふんするディーンは、アフレコを「永遠のルーキーのような気持ちでアフレコに臨んだ」と振り返る。ディーンは、震災後に福島で起きた実話に基づいたオムニバス・アニメーション動画『みらいへの手紙~この道の途中から~』(2016)でストーリーテラーを務めたが、劇場アニメーション映画での声優は初挑戦となる。
ディーンの起用について、大島プロデューサーは、「優しい歌声でふるさと(福島)の歌を歌われていた姿が、演じていただいた鈴懸涼太というキャラクターのまなざしの温かさや佇まいにリンクすると思った」と理由を語り、プロジェクト立ち上げ時から熱望していたという。
一方、山田が演じるのは情に厚く、日羽たちと一喜一憂を共にするマネージャーの平和人(たいらかずと)。昨年公開の『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』でゲスト声優を務めたことも記憶に新しい山田は元々アニメ好きで、『フラ・フラダンス』の総監督を務める水島精二(『鋼の錬金術師』『劇場版機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』)の大ファン。水島とは数年前に鑑賞した舞台で偶然、姿を見かけ話しかけて以来交流があると言い、本作のオファーがあった際に「すごく嬉しくて、お話をお聞きして、すぐにマネージャーさんに『絶対、やりたい』と連絡しました」と快諾。セリフをすべて覚えてアフレコに臨んだ。
ディーン、山田のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
ディーン・フジオカ(鈴懸涼太役)
以前から声優のお仕事をやってみたいと思っていたので、本作品に参加させて頂き本当に嬉しく思います。また、この物語は自分の故郷でもある福島を舞台にしたストーリーということで、生まれ故郷とのつながりの中で改めて自分に何ができるのかを考えるきっかけを頂きました。自分の置かれた場所で、何があっても諦めず、全力で努力し続けることの大切さを教えてくれる、そんな力を持った作品になっていると思います。この物語が一人でも多くの方に伝わることを心より願っております。
山田裕貴(平和人役)
自分がデビューした当時からずっと大好きだった作品の監督である水島総監督の作品にお声がけいただいて、本当に嬉しくて前のめりで参加させていただきました。振り返るのも大事だけれど、変えられる1秒先のために前に進もうよというメッセージが込められている作品だと思っているので、観ていただく方にとってもそんな風に感じてもらえると嬉しいです。参考に見せていただいた映像が素晴らしく、完成したら自分の想像をはるかに超えてくるのは間違いないので僕自身、完成を楽しみにしています。