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奥平大兼、デビュー作でキネ旬新人男優賞!衝撃的な役柄も「撮影は楽しかった」

「第94回キネマ旬報ベスト・テン」の新人男優賞を受賞した奥平大兼
「第94回キネマ旬報ベスト・テン」の新人男優賞を受賞した奥平大兼

 俳優の奥平大兼(17)が、映画雑誌「キネマ旬報」による映画賞「第94回キネマ旬報ベスト・テン」の新人男優賞を受賞。4日、Bunkamuraオーチャードホールで行われた表彰式に出席し、デビュー作『MOTHER マザー』で高い評価を受けたことに「こんなに栄誉ある賞をいただけて嬉しいです」とさわやかな笑顔を見せた。

【動画】奥平大兼、受賞スピーチの様子

 映画『MOTHER マザー』は、実際に起きた祖父母殺害事件に着想を得て、社会の底辺で生きるシングルマザーと息子を取り巻く過酷な現実を描いた物語。奥平は、母・秋子(長澤まさみ)から異常な執着を受け、追い詰められていく息子・周平を演じた。『新聞記者』などに携わってきた河村光庸が企画・製作を、『日日是好日』『タロウのバカ』などの大森立嗣が監督を務めた。

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 奥平にとって俳優デビュー作となる本作。現場では「大森監督やスタッフさんにたくさん迷惑をかけてしまいました」と撮影を振り返りながら、「それでも本当に優しくしていただき、現場で演技をする楽しさを教えてくださいました。とても濃い1か月でした」と充実の表情。

 奥平が演じた周平は、やがて凄惨な事件を引き起こす難役だったが、撮影は「めちゃくちゃ楽しかった」と笑顔。その理由について「長澤さんや阿部(サダヲ)さんなど、すごく有名な俳優さんたちとご一緒出来ることが嬉しくて、早く撮影日が来ないかなと待ち遠しかったんです」と初々しい一面も見せる。

 公開前には40媒体以上の取材を受けるなど、早くも引く手あまたの奥平だが、完成した作品を観た際には「ダメな部分ばかりが気になってしまって……」と反省点も多かったことを明かす。

 本作出演後は、昨年10月期に放送された「恋する母たち」(TBS系)でドラマ初出演。吉田羊演じるキャリアウーマンの繊細な息子役で注目を浴び、さらなる活躍が期待されるが「これからもっとしっかりと自分自身を見つめ直して、演技の道を突き進んでいきたい」と力強く抱負を述べていた。(磯部正和)

奥平大兼、デビュー作で新人男優賞を受賞「演技の楽しさに気づけた」「第94回キネマ旬報ベスト・テン」 » 動画の詳細
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