菅田将暉、2年ぶり連ドラ主演 お笑い芸人役で1993年生まれと共演
菅田将暉(27)が、日本テレビ系4月期に放送される「コントが始まる」(毎週土曜よる10時放送)で約2年ぶりに連ドラ主演を務めることが8日、明らかになった。菅田演じる売れないお笑い芸人をはじめ大失敗の人生を送る5人の若者たちの青春群像劇で、共演に菅田と同じ1993年生まれの俳優が集結。菅田と同じお笑いトリオのメンバーに神木隆之介、仲野太賀、3人がネタ作りで集うファミレスのウェイトレスに有村架純。加えて、4人より年下の古川琴音が有村と姉妹役にふんする。
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本作は、かつて思い描いていた大人の自分とはかけ離れた大失敗の人生を歩んでしまった20代後半の若者たちが、その失敗をしたからこそ出会う人や出来事によって、思いもよらぬ未知の幸せと巡り合う物語。毎話ドラマの冒頭を、菅田、神木、仲野演じるお笑いトリオ「マクベス」のコントから始まり、残り53分間の物語の重要な伏線として繋がる。脚本を、ドラマ「きょうは会社休みます。」(2014)、「俺の話は長い」(2019)などの金子茂樹、演出を「奥様は、取り扱い注意」(2017)や「35歳の少女」などの猪股隆一らが務める。
昨年6月から9月にかけて放送された「MIU404」のヒール役も記憶に新しい菅田。連ドラ主演は、2019年1月期の「3年A組-今から皆さんは、人質です-」以来となる。現在、有村とダブル主演を務める恋愛映画『花束みたいな恋をした』が公開中だ。仲野とは2019年公開の映画『タロウのバカ』で共演し、菅田が同年初監督を務めたショートフィルム『クローバー』で仲野を主演に起用している。菅田、仲野、有村は、同じ2月生まれの27歳。神木は5月生まれで学年は一つ下となる。古川は4人より年下の24歳。
菅田、有村、神木、仲野、古川、福井雄太プロデューサーのコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
菅田将暉
ドラマ「コントが始まる」同世代の猛者たちが集結して挑むオリジナル作品。ずっと憧れていた青春群像劇。あの頃夢中になったドラマの脚本家。他にも色々、、(ニヤリ)。こんなにもそばにいて欲しい人が集まってしまい、正直浮ついてます。責任を感じています。すみませんでした。ありがとうございます。頑張ります。でもそれ以上に楽しんでいきたいというのが本音です。沢山笑いたい。嫌なことも大変なことも全部フリにして笑い合いたい。話し合いたい。目を見て心を通わせて、泣くなら思いっきり泣きたい。もう何をどうしたらいいのかわからないものだらけです。でもきっと「あの時こうしていたら~」の"あの時"が今です。先の見えない日々の中、この大失敗から始まる僕らの生き様が皆さまにほんの少しのゆとりをもたらす事を願っています。どうか宜しくお願いします。
有村架純
生きていく中で、きっと大きな挫折や大きな失敗をして、今まで積み上げてきたモノが瓦解してしまう出来事もあるかもしれません。この作品は、人々の小さな希望の光になる、応援歌のような作品になればいいと思っていますので、是非楽しみにしていてください。
神木隆之介
同世代の役者が集まって、群像劇をやる経験がこれまでほとんどありませんでしたし、いまだに制服を着る役とかもありますので、リアルな自分の年齢を演じられることが今回とても楽しみです。このドラマは、同世代の方からは「もっとぶっ飛ばせ!」と思ってもらえたり、僕たちより若い世代からは、「将来こういう風になりたいな!」と思ってもらえるような、また上の世代からは「懐かしいな!」と思ってもらえるドラマになると思っています。「コントが始まる」というタイトルを聞いて、とてもワクワクしています。コントは、必ずオチがあって、起承転結があって、ストーリーがあります。コントは必ずしもフィクションというわけではなくて、現実世界でもコントと同じようなことは沢山起きると思っています。僕の中の「何が」始まるのか、コントみたいな現実世界で何が始まるのか、楽しみにしています。
仲野太賀
辛いことが多い時期ということもありますが、僕たちの20代後半の世代にとっては、今は人生を振り返る時期になっている気がしています。思い描いていた未来と今はどうなのかなと。こんなはずじゃなかったという人生かもしれませんが、辛かったり苦しかったりする人生を肯定してくれるようなドラマになればと思っています。息苦しい時代の中で希望になるような、そんなドラマになればと思っています。今後この5人がどういう化学反応を起こしていくのか、どんな掛け合いをするのか、僕もとても楽しみにしています。
古川琴音
「始まっている」、「始まった」ではなくて、「始まる」というタイトルです。希望溢れる感じがとてもワクワクしています。今まさに明るい未来に向けて一歩踏み出そうとしている人たちのドラマなんじゃないかなと思っています。凄くもがきながら人生を進めていく5人だと思うのですが、そんな5人を思いっきり笑い飛ばしながらドラマを見て頂けたら、きっと面白くなると思います。楽しみにしていてください。
福井雄太プロデューサー
まずはじめに、2年ぶりに再び菅田将暉氏と物語を作れるということ、心が滾ります。また一緒になって作品を紡いでいけるということ、感謝と楽しみしかありません。そして有村架純さん、神木隆之介さん、仲野太賀さん、古川琴音さんという錚々たる俳優陣。もう一度仕事をさせていただきたいと思った方、いつか仕事をしたいと思っていた方。あの日交わした言葉や、あの日願ったこと。その1つ1つがこのようなドラマを作る未来に繋がるなんてその時は思ってもいませんでしたが、数奇な巡り合わせで今この奇跡的なチームでモノ作りができることへ全てが繋がった現実に胸が高鳴り続けています。この物語の登場人物もそう。その状況は正に大失敗の渦中にいる人々です。失敗が許されない世の中で、皆に指さされる日々に飛び込み、最悪だと俯いてしまうかもしれない。でもその俯いた失敗こそが彼らの重要な『点』となり、やがてその点が壮大な『前フリ』となって想像もしていなかった『未来』というオチに繋がる。そんな彼らの生き様は今の時代の大いなる活力になると思います。その世界観を描くのが、脚本家の金子茂樹さん。企画段階から様々な話をしていますが間違いなく現代の創作界が誇る傑物であり、天才です。金子さんにしか描けない会話劇に笑っていたと思ったら、いつの間にか誰もが「分かる…」と感じながらグッときてしまう物語。さらに今回は冒頭のコントとドラマの構成が絡まるという離れ業。「これってどんな作品になるの?」と思っておられる方、一見の価値アリでございます。是非覗いてみてください。俯くことも多いかもしれない日々の中で、この物語の人々の生き様は今皆さんが一番見届けたいと感じる時代に寄り添うモノとなっていくはずです。そしてそれを至高の俳優陣が名演で物語る。未来の若者、今の若者、そしてかつて若者だった皆様、全ての若者に捧ぐ群像物語です。