「麒麟がくる」信長のひと言が「まるでプロポーズ」 愛憎のもつれに沸く
7日、長谷川博己主演の大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合・毎週日曜20時~ほか)が最終回を迎え、織田信長(染谷将太)が明智光秀(長谷川)にささやいた一言が「まるでプロポーズ」のようだと指摘する声が多く挙がり、本作について「もはや信長と光秀のラブストーリー」とネット上で盛り上がっている(※一部ネタバレあり)。
最終回では、宿敵・武田家を滅ぼした戦勝祝いとして、徳川家康(風間俊介)を安土城に招いての宴で、光秀が信長から饗応役の任を解かれるシーンからスタート。家康や家臣たちの目の前で光秀を蹴り倒し、戦慄させていたが、その直後、信長は光秀を呼び出すなりニコニコと「気にするな。家康を試しただけだから」と弁解。そんななか、光秀に「将軍・足利義昭を殺せ」という恐ろしい命を下した。
信長は、これまで光秀と共に戦に明け暮れる日々だったが将軍を討てば戦は終わると言い、平らかになった世で「二人で茶でも飲んで暮らさないか」とささやいた。ネット上では、ここのところ可愛さ余って憎さ百倍とばかりに光秀を痛めつける信長が「DV彼氏」のようだという話題で持ちきりになっており、この言葉がプロポーズのように聞こえた、と沸く視聴者が多数。同時に「信長の愛が重すぎる」と光秀に対する同情も。
一方、光秀は将軍殺しを拒絶し、信長がかつて海で魚を獲り村人に安く分け与えていたこと、名も無き若者を集め家臣にして育てていたことなどを振り返り、心優しかった方が戦があるたびに変わっていったと嘆いた。そんな光秀に、信長は「乱れた世を変え、大きな国を作れと背中を押したのは誰だ」「わしを変えたのはおまえだ」と迫り、2人の関係はこじれるばかり。
その愛憎のもつれが「本能寺の変」で決着を迎え、「切ない」と胸を締め付けられる視聴者が続出している。(編集部・石井百合子)