トム・ハンクス、荒野の銃撃戦!ポール・グリーングラス監督タッグ作予告編
トム・ハンクスが『キャプテン・フィリップス』(2013)のポール・グリーングラス監督と再びタッグを組んだNetflix映画『この茫漠たる荒野で』の予告編とキービジュアルが公開された。西部劇テイスト満載の銃撃戦と共に、孤独な少女と退役軍人の絆を捉えた、感動のドラマを予感させる映像となっている。
本作は、人々にニュースを読み伝えるために荒野を旅する退役軍人と、彼が偶然出会った少女の心の交流を描いたヒューマンドラマ。南北戦争の終結から5年後。世界各地のニュースを携えて、町から町へと旅をする退役軍人ジェファソン・カイル・キッド大尉(トム・ハンクス)は、テキサスの平原で、ネイティブアメリカンにさらわれ育てられた10歳の少女ジョハンナと出会う。英語が話せず、見知らぬ外の世界に困惑するジョハンナを見かねたキッドは、彼女を実の伯母夫婦の元へ送り届ける役目を引き受け、何百キロもの荒野を旅することになる。
元軍人であり、子供の世話などしたことのないキッドは、食器の使い方も知らないジョハンナに手を焼きながらも、いつしか父娘のような信頼関係を築いていくことに。予告編では、旅を通じて二人が徐々に心を通わせていく姿を映し出すと共に、彼女を無事に送り届ける旅が、戦争で心に傷を負ったキッドの贖罪の旅でもあることが示唆される。映像の冒頭では、傷だらけのキッドがジョハンナを狙う男たちと銃撃戦を繰り広げる場面もあり、過酷な旅の行方が気になる仕上がりだ。
ジョハンナを演じるのは、先日発表されたゴールデン・グローブ賞ノミネーションにおいて、アメリカ映画初出演にして助演女優賞候補に選ばれた、ドイツ出身の新星ヘレナ・ゼンゲル。そのほか、エリザベス・マーヴェル、レイ・マッキノン、メア・ウィニンガムら実力派が脇を固める。(編集部・入倉功一)
Netflix映画『この茫漠たる荒野で』は2月10日(水)より独占配信開始