「青天を衝け」いきなりの家康登場に騒然!遊び心あふれる演出話題
14日、吉沢亮主演の大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合ほかにて放送)の初回が放送。「青天を衝け」がTwitterトレンド1位になったほか、「徳川家康」「大河ドラマ」「渋沢栄一」などドラマに関わる複数のワードがトレンド入りする反響を見せた(※一部ネタバレあり)。
本作は、新一万円札の顔としても注目される実業家の渋沢栄一(吉沢)を主人公にした物語。幕末から明治にかけて、銀行、保険、製紙、紡績、鉄道、海運、ガス、電気など約500もの企業を育て、約600の社会公共事業に関わり「日本資本主義の父」と称された彼の波乱万丈な人生を追う。
初回「栄一、目覚める」は、栄一と将軍・徳川慶喜(草なぎ剛)の幼少期を中心に展開。衣類を染める藍作り、養蚕業を営む豊かな農家で生まれた栄一(小林優仁)と、水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人)の七男・七郎麻呂(のちの慶喜/笠松基生)。栄一は好奇心旺盛で強情っぱり、甘えん坊なわんぱく児。両親(小林薫・和久井映見)に愛情を注がれ、伸び伸びと育てられた。かたや、七郎麻呂は父から厳しい英才教育を受けて神童として名を馳せ、幼くして世継ぎのない一橋家の養子となった。
初回では青年期の栄一と慶喜の劇的な出会いのほか、とりわけ注目を浴びたのが冒頭に北大路欣也演じる徳川家康が登場したこと。「こんばんは。徳川家康です」と挨拶すると「島原の乱以降は戦もなく悪くない時代だった……」と自身の歩みを振り返り、栄一がかつて徳川の家臣だったことを紹介。その後も栄一の父が説教をする場面で一瞬顔を見せた。栄一ではなく、まさかの家康登場に視聴者は「斬新すぎるスタート」と仰天。
そのほか、ユニークな演出として「お蚕様のダンスシーン」も話題に。栄一が蚕に餌を与えながらかわいらしく歌を口ずさむと、蚕の幼虫がその歌に合わせて一斉に踊りだす、というもので「お蚕様ノリノリ!」「びっくり」「怖すぎる……」「ジブリっぽい」など視聴者をざわついている。
初回には高良健吾(栄一のいとこ・喜作)、堤真一(慶喜の側近・平岡円四郎)、美村里江(慶喜の義祖母)、田辺誠一(栄一のいとこ・惇忠)、玉木宏(砲術家の高島秋帆)らも登場した。(編集部・石井百合子)