第25回サテライト賞『ノマドランド』が作品賞含む3部門受賞
芸能ジャーナリストが所属する団体「インターナショナル・プレス・アカデミー」主催の第25回サテライト賞が発表され、映画部門では、フランシス・マクドーマンドが主演を務める『ノマドランド』が作品賞(ドラマ)を含む3部門を受賞した。
【画像】アニメーション/ミックスメディア映画賞に輝いた『ウルフウォーカー』
『ノマドランド』は企業の倒産とともに住処を失った60代の女性が、“現代のノマド(遊牧民)”として広大な自然の中を旅するロードムービー。ベネチア国際映画祭&トロント国際映画祭での最高賞受賞に続き、本年度の賞レースでも存在感を発揮しており、アカデミー賞の前哨戦となるサテライト賞でも作品賞(ドラマ)、主演女優賞(フランシス)、監督賞(クロエ・ジャオ)を獲得している。
また、アニメーション/ミックスメディア映画賞にノミネートされていた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は惜しくも受賞を逃す結果に。同賞は、アイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンの新作『ウルフウォーカー』が受賞した。
第25回サテライト賞映画部門の主な受賞結果は以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
■作品賞(ドラマ)
『ノマドランド』
■作品賞(コメディー/ミュージカル)
『40歳の解釈:ラダの場合』
■主演男優賞(ドラマ)
リズ・アーメッド 『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』
■主演男優賞(コメディー/ミュージカル)
サシャ・バロン・コーエン 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
■主演女優賞(ドラマ)
フランシス・マクドーマンド 『ノマドランド』
■主演女優賞(コメディー/ミュージカル)
マリア・バカローヴァ 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
■助演男優賞
チャドウィック・ボーズマン 『ザ・ファイブ・ブラッズ』
■助演女優賞
アマンダ・セイフライド 『Mank/マンク』
■監督賞
クロエ・ジャオ 『ノマドランド』
■脚本賞
エメラルド・フェネル 『プロミシング ・ヤング・ウーマン(原題) / Promising Young Woman』
■脚色賞
フロリアン・ゼレール&クリストファー・ハンプトン 『ファーザー』
■アニメーション/ミックスメディア映画賞
『ウルフウォーカー』