集英社「鬼滅の刃」紙の海賊版販売を確認し注意喚起
集英社は18日、人気漫画「鬼滅の刃」のコミックスを違法に印刷した紙の海賊版がインターネット上で販売されていることが判明したと、公式サイトや「少年ジャンプ編集部」公式Twitterなどを通じて発表した。
同社が入手した海賊版には、正規品と比べて「背幅(コミックスの厚み)が薄い」「4巻の表紙カバーの裏表紙の定価表記(本体400円+税)が罫線で囲まれていない」などの特徴があったという。「これら紙の海賊版は、メルカリおよびAmazonマーケットプレイスにおいて、全23巻のセット売りで販売されていたことが確認されています」という同社は、これらを同一の正規品をスキャンして制作されたものと見ており「同セット内の第1巻の奥付は『2020年6月30日第39刷発行』と確認しております」と報告している。
この事態を受け、同社では「関係各所に紙の海賊版排除のための協力要請をしております」と発表。また、こうしたコピー商品を購入した場合に「返品・交換・真贋鑑定などの対応はいたしかねます」としており、購入の際には十分に注意するように呼びかけている。
また、現時点において「一般書店・コンビニエンスストア・ネット書店本体が販売しているコミックスからは、海賊版商品は見つかっておりません」としている。(西村重人)