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「キミスイ」イラストレーター・loundraw初監督映画『サマーゴースト』公開決定

映画『サマーゴースト』ティザービジュアル
映画『サマーゴースト』ティザービジュアル - (C)サマーゴースト

 小説「君の膵臓をたべたい」「君が月夜に光り輝く」の装画などで知られる人気イラストレーター・loundraw(ラウンドロー)の初監督映画『サマーゴースト』が、2021年に公開されることが決定し、ティザービジュアルも発表された。

映画サマーゴースト×Z会「一番近くて遠い星」コンセプトムービー

 10代で商業デビューを果たしたloundrawは、さまざまな作品の装画を担当する傍ら、2017年に、監督・脚本・構成・キャラクターデザイン・原画・動画・背景・撮影の全てを手掛けた卒業制作アニメーション「夢が覚めるまで」を発表。2019年1月にアニメーションスタジオ「FLAT STUDIO」を設立し、音楽活動や小説執筆にも携わるなど、多岐にわたり活動している。

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 『サマーゴースト』について、loundrawは「自分が自分でなくなっていっていく。そんな自分を、どうにかつなぎ止めたくて描いた落書き。映画『サマーゴースト』は、そんな一枚のイラストから生まれた物語」とコメント。詳細は明らかになっていないが、公開されたティザービジュアルには、憂いを帯びた眼差しで、それぞれ異なる先を見つめる2人の少年、友也と涼、そして、一人の少女あおいの姿が描かれている。沈む夕日に照らされた紺碧の空と雲、友也が持つ線香花火の火花。透明感のある色彩と、緻密な空間設計で知られるloundrawならでは一枚に仕上がっている。

コンセプトムービー「一番近くて遠い星」より

 また同作は、新海誠監督とのコラボレーション作品「クロスロード」でも話題を呼んだ、Z会とのコラボも決定。『サマーゴースト』の世界に存在するもうひとつの物語として、コンセプトムービー「一番近くて遠い星」が制作された。志望校合格をめざす天文部の高校生・香織を主人公とした物語で、友也、あおい、涼の姿も。映像はYouTubeで公開されており、テレビCMも放送予定となっている。『サマーゴースト』に関するloundrawのコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)

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【loundrawコメント】

映画のタイトルが公開されました。

「サマーゴースト」
ひと夏の、ある不思議な日々を過ごした少年少女のお話です。

2018年9月29日。僕は「Summer Ghost」という絵を投稿しました。
思っていたほど器用に生きられなくて、でも、孤独を楽しめるほど強くもなくて。
期待に応えようとするほどに、自分が自分でなくなっていっていく。
そんな自分を、どうにかつなぎ止めたくて描いた落書き。
映画「サマーゴースト」は、そんな一枚のイラストから生まれた物語です。

ここで生きているということ。作品を通して、それをもう一度確かめてみたいと思いました。
正論で語れるほど、僕たちは簡単ではないから。綺麗事でない弱さや身勝手さ、そこまで含めて、生きるということだ。
そんな気持ちを、ちゃんと形にして残すべきだと思ったのです。

皆さんの心のどこかに、そっと残り続ける。「サマーゴースト」がそんな作品になるよう願いながら、ずっと制作をしています。
楽しみにしていてください。
よろしくお願いいたします。

映画『サマーゴースト』は2021年公開予定

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