マーベル新作『エターナルズ』アクションシーン、ディカプリオ主演『レヴェナント』の影響あり!
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『エターナルズ(原題)』に登場するアクションシーンは、レオナルド・ディカプリオ主演映画『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)の影響を受けていると、監督のクロエ・ジャオが The Playlist のインタビューで明かした。
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『エターナルズ(原題)』は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台にしたアクション映画。スーパーパワーと不死の肉体を持ち、地球でひっそりと暮らしていた種族エターナルズが、人類最古の敵ディヴィアンツの侵略に対抗すべく立ち上がる。
リチャード・マッデン、アンジェリーナ・ジョリー、マ・ドンソク、サルマ・ハエック、キット・ハリントンといった豪華キャストがマーベルヒーローを演じるだけあって、アクションシーンにもこだわりが。ジャオ監督は同サイトのインタビューで、ディカプリオが瀕死(ひんし)の重傷を負ったハンターを演じた『レヴェナント』を、『エターナルズ』のアクションシーンの参考にしたと告白。大自然を舞台にした『レヴェナント』は、未開の土地をロケ地に設定し、CGを極力使わず撮影を実施。撮影監督を務めたエマニュエル・ルベツキは、第88回アカデミー賞で撮影賞を受賞している。
ジャオ監督は、「『レヴェナント』はとても大好きな映画。アクションシーンについて考える時は、何度も『レヴェナント』を鑑賞しました。なぜなら、大半のシーンが、実際の風景で撮影されているから」とコメント。ジャオ監督のアイデアを形にするため、マーベルも協力的だったという。
『エターナルズ(原題)』は、10月29日より日本公開予定。ジャオ監督は現在、最新作『ノマドランド』の日本公開(3月26日)が控えている。第78回ゴールデン・グローブ賞の作品賞にノミネートされた同作は、本年度の賞レースで存在感を発揮しており、アカデミー賞作品賞の有力候補として期待されている。(編集部・倉本拓弥)