菅田将暉『キャラクター』に小栗旬、高畑充希、中村獅童が集結!新映像も公開に
俳優の菅田将暉が主演を務める映画『キャラクター』(6月公開)に、小栗旬、高畑充希、中村獅童という主演級キャストが出演することが明らかになった。
人気バンド SEKAI NO OWARI のボーカル・Fukaseが俳優デビューを果たすことでも話題の本作は、高い画力はあるがリアルな悪役を描けず、万年アシスタント生活を送る漫画家の山城圭吾(菅田)が主人公のダークエンターテインメント。ある日、殺人鬼・両角(Fukase)を偶然目撃した山城は、彼を基にしたキャラクターを生み出し、大ヒットサスペンス漫画を世に送り出す。しかし、その漫画のストーリーをなぞるような事件が連続し、再び山城の前に両角が現れ……。
新たに出演が発表された小栗は、山城の漫画と事件の関連性にいち早く気付いて真相を探る刑事・清田俊介を演じる。菅田は自身の主演作『共喰い』(2013)のクランクイン前日に小栗を訪ねて、背中を押してもらったと語るほど小栗に大きな影響を受けたというが、今回の清田はそんな小栗を当て書きしたキャラクターだそう。事前に監督から「渋くてカッコいい小栗さんが欲しい」とリクエストがあったといい、小栗は「敢えていつもより声のトーンも落とし、恥ずかしいくらいカッコつけたイメージで清田を演じています」と語っている。
さらに、清田の上司・真壁孝太役を中村、売れない漫画家である山城を支える恋人・川瀬夏美役を高畑が担当。あわせて公開された特報映像には、初の漫画家役に挑む菅田や血まみれのFukaseの姿に加えて、小栗、高畑、中村の出演シーンも収められている。
メガホンを取るのは『帝一の國』『恋は雨上がりのように』の永井聡監督。脚本・原案は「20世紀少年」「MASTERキートン」といった多くの浦沢直樹作品でストーリー共同制作を担ってきた長崎尚志が担当している。(編集部・吉田唯)
コメント全文
■小栗旬(清田俊介役)
じっくりと映画に入るのは久々だったので、「やっぱり現場はいいな」と思いながら撮影を楽しみました。事前に監督から“渋くてカッコいい小栗さんが欲しい”とリクエストをされ、敢えていつもより声のトーンも落とし、恥ずかしいくらいカッコつけたイメージで清田を演じています。ぶっきらぼうではありますが、もともと持ち合わせている優しさや刑事としての優秀さがうまく伝わってくれれば嬉しいです。菅田さんは共演するたびに俳優として成長していて、その成長に触れられる事は幸せなことだと思います。そしてFukaseさんとはご一緒するのは初めてなのですが、作品のキーとなる両角のキャラクターに彼の持つ独特の存在感がぴったりとはまっているなと感じました。また、約15年振りに共演した獅童さん。真壁と清田のコンビネーションにもご注目頂ければなと思います。
■高畑充希(川瀬夏美)
初めての永井組。そして紅一点。
ソワソワしながら現場に入りましたが、温かく迎えていただけて、とてもホッとしたことを覚えています。菅田くんとは久々の嬉しい再会でしたが、かつての鋭さを残しながらも柔らかく、頼もしい佇まいの座長で、私は助けてもらいっぱなしでした。そして初映画とは思えない存在感の、チャーミングなFukaseさん、大先輩の小栗さんや獅童さんに囲まれて、『目指せ良い奥さん』をモットーに夏美さんとして過ごした、大変豊かな時間でした。
真綿で首を絞められ続けるようなザワザワをエンターテイメントに昇華した、最近の邦画では珍しい作品になりそうな気がしています。個人的には、体験した事ないほどの血糊に、すこし興奮しました。完成がとっても楽しみです。
■中村獅童(真壁孝太)
ナチュラルかつ全体のバランスに溶け込むよう自分の立ち位置を考えながら演じました。
また亡き義父が警察官だったこともあり、どこか意識をしたかもしれません。
小栗さんとは、15年ぶりの共演なのですが、とても懐かしく、一緒にいて心地よく安心できる存在です。
菅田さん、高畑さんもとても注目していた役者さんなので、この作品に出演させていただく決め手にもなりました。
菅田さんは、撮影中に何度か小栗さんと自宅に遊びにきてくれて、趣味も似ているということもあり色々な話をしました。
私の舞台も観に来てくれ、初めての歌舞伎にもかかわらず、笑ったり泣いたりと素晴らしい感受性で楽しんでくれ大変嬉しかったです。
普段ミュージシャンのFukaseさんも役者としてどのように表現するか楽しみにしていました。
個性豊かな役者たちの化学反応を、見逃さないでください!