ジョディ・フォスターGG賞獲得『ザ・モーリタニアン』10月日本公開
現地時間2月28日に発表された第78回ゴールデン・グローブ賞で、ジョディ・フォスターに助演女優賞をもたらした映画『ザ・モーリタニアン(原題) / The Mauritanian』が、10月に日本公開されることが明らかになった。
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本作は、アメリカ同時多発テロに関与した疑いで逮捕され、キューバのグアンタナモ米軍基地に収監されたモーリタニア人の青年と、彼を救おうとする弁護士の奮闘を描く法廷スリラー。ジョディは、グアンタナモで地獄のような生活を送る青年モハメドゥのために戦う弁護士ナンシー・ホランダーを演じた。
裁判すら受けることができずに、拷問と虐待が日常化しているグアンタナモ基地で何年も獄中生活を強いられる青年モハメドゥ。彼の弁護を引き受けたナンシーは、真相を明らかにしようと調査を開始するが、軍の弁護士ステュアート中佐の存在もあり、調査は難航する。モハメドゥは本当に無罪なのか。正義を追究していくうちに、恐るべき陰謀によって隠された事実が明らかになっていく。
モハメドゥを演じたのは、ファティ・アキン監督の『消えた声が、その名を呼ぶ』(2014)などで知られ、黒沢清監督の『ダゲレオタイプの女』(2016)にも出演したタハール・ラヒム。今回のゴールデン・グローブ賞では、男優賞部門(ドラマ)でジョディと共にノミネートを果たした。ベネディクト・カンバーバッチがステュアート中佐を演じるほか、シェイリーン・ウッドリー、ザカリー・リーヴァイらが出演。『消されたヘッドライン』(2009)、『ラストキング・オブ・スコットランド』(2006)のケヴィン・マクドナルド監督がメガホンを取った。(編集部・入倉功一)
映画『ザ・モーリタニアン(原題)』は10月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開