ハローキティ初のハリウッド映画、実写&アニメのハイブリットに!監督が決定
株式会社サンリオとワーナー ブラザース ジャパン合同会社は3日、ハローキティをはじめとしたサンリオキャラクター初のハリウッド映画(タイトル未定)の監督に、米アニメ界期待のジェニファー・コイルとレオ・マツダが共同監督として決定したと発表した。また、実写とアニメのハイブリッド作品となることも決まった。
本映画は米ワーナー・ブラザース・エンターテイメント傘下の映画製作会社で『ロード・オブ・ザ・リング』3部作などで知られるニュー・ライン・シネマ社と、プロデューサーのボー・フリン率いるフリン・ピクチャー社が企画を進めている、世界的に公開するハローキティ初の劇場用長編映画。公開時期は現時点では未定だが、全世界の老若男女を問わず楽しめる作品を目指している。脚本は、脚本家プロダクション「ノウン・ユニバース」のリンジー・ビアが担当し、「ノウン・ユニバース」はエグゼクティブ・プロデュースも務める。
コイル監督は、HBO Max のアニメ「Harley Quinn(原題)」シリーズで監修を務め、「Bob's Burgers(原題)」ではいくつかのエピソードで監督を務めた。マツダ監督は、『モアナと伝説の海』と併映された『インナー・ワーキング』で監督を務めている。二人にとって、この映画がメジャーな長編初監督作品となる。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki、編集部・小松芙未)
▼ジェニファー・コイル監督のコメント
マツダ氏と共に監督に起用されたことを非常に嬉しく思っています。これは人気キャラクターに息を吹き込み、ハローキティが代表する愛、友情そして共生というメッセージを広める貴重な機会でもあります。キティならではのもたらす喜びと幸せをまさに世界が必要としています。大きな笑顔をもたらす大きな仕事になりますが、フリン・ピクチャー社とニュー・ライン・シネマ社の仕事に関わることができることを非常に光栄に思っています。
▼レオ・マツダ監督のコメント
日系ブラジル人として小さい時から遊び心に富んだハローキティに囲まれていて、個性の大切さを教わりました。コイル氏と共にフリン・ピクチャー社、ニュー・ライン・シネマ社と一緒に世界的に愛されているキャラクターに関わる素晴らしい機会に恵まれ、そのサンリオキャラクターのストーリーをさらに発展させることができることを本当に嬉しく思います。
▼ニュー・ライン・シネマ社 リチャード・ブレナー(プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサー)コメント
私たちは、サンリオと同社辻信太郎会長が40年以上かけて作り上げてきたハローキティを始めとする忘れがたいサンリオキャラクターたちと深いつながりを持っているコイル氏とマツダ氏の両監督が、創像力、才能、そして心で、このハローキティの世界を映画を通して活かせることができるのを非常に幸運に思っています。