猪野広樹、舞台「双牙~ソウガ~」新炎で迫力のアクション!
5日、猪野広樹と伊崎龍次郎がダブル主演を務める舞台「双牙~ソウガ~」新炎の公開ゲネプロが東京都足立区にあるシアター1010にて行われた。
2009年に初演が上演され、2014年までに3度上演されたトライフルエンターテインメントのオリジナル舞台。領土は小さいが豊かな経済力を持ち、他国の侵略を許していなかった椎名家が誇る「椎名の矛」武将・オウカ(猪野)と「椎名の盾」軍師・ツムギ(伊崎)。天下統一を狙う“ゲンシュウ軍”に襲撃されて敵同士となりながら、互いに椎名家の再興を模索する。
パルクールの要素がアクションに取り入れられており、猪野は劇中、二本の刀を携えての殺陣など、迫力のアクションをこなしている。甲冑をまとって男気あふれるオウカを体現し、一方の伊崎もツムギを熱演。どこか表情に憂いを帯び、知的かつ繊細なツムギの個性を風貌や語り口調で表現している。
猪野、伊崎のほか、杉江大志、櫻井圭登、中村太郎、田中尚輝、小玉久仁子、小泉萌香、萩野崇、笠原紳司も出演している。オウカとツムギの間に立つ魅力的なヒロイン・シズクを演じる小泉は美しい着物姿も披露。シズクを巡る微妙な恋心がふと顔を覗かせ、交錯するシーンもあり、目が離せない展開にドキドキさせられる。ゲンシュウ役の笠原の迫力ある演技も圧巻だ。
シナリオの良さはもちろん、衣装や美術も美しく見所は多い。アクションに加えてコメディー要素も随所に散りばめられ、猪野や伊崎が愛らしい笑顔や表情を見せるシーンもあった。(取材・文:名鹿祥史)
舞台「双牙~ソウガ~」新炎は3月5日~3月14日にシアター1010で上演