ハリウッド版『モンスターハンター』主人公の武器が操虫棍になる可能性あった!
カプコンの大ヒットゲームをハリウッドで実写化した『モンスターハンター』(3月26日全国公開)より、主演のミラ・ジョヴォヴィッチがインタビューに応じ、主人公が使う武器や原作ゲームの動きを再現したというアクションについて語った。
「モンスターハンター」シリーズは、プレイヤーが様々な種類の武器を駆使して巨大モンスターを狩ることが魅力の一つ。モンスターの種類によって、大剣や太刀といった近接武器、ライトボウガンや弓といった遠距離武器などを使い分けることも可能で、映画にも原作ゲームでお馴染みの武器が多数登場する。
ゲームをプレイしているミラは、「序盤で武器を一通り試してみて、モンスターと戦う時に双剣が使いやすいと感じたの。他の武器は重さがあって大変だけど、双剣は俊敏性があって操作しやすい」と主に双剣を使っていると告白。ミラふんするアルテミスの武器にも双剣が採用されているが、製作段階では、「猟虫」という虫を操りながら戦う操虫棍もメイン武器の候補に挙がっていたという。
双剣と同じくらい操虫棍が大好きなミラは、「虫を使いながら戦うのが興味深いし、素早いジャンプ攻撃も繰り出せる」と武器の魅力を語る。結果的にアルテミスの武器には双剣が採用されたが、その理由について「ポール(・W・S・アンダーソン監督)が『アルテミスはレンジャーだから、いきなり操虫棍を使うのは無理がある。また、昆虫やエフェクトなどをCGで表現するのにコストがかかる』と言って双剣を採用したの」と夫であるポール監督の判断が決め手だったと明かしている。ちなみに、本人は操虫棍も扱ってみたかったと語っており、「もし続編が製作されたら、絶対に操虫棍は使いたい」と意欲を見せた。
本作で双剣を使ったアクションに挑戦したミラは、映画『バイオハザードIII』でククリという短剣を使った経験があり、「双剣やククリといった剣術は、カリなどのマーシャルアーツがベースになっていて、その延長線上が剣術アクションなの。だから、私が過去の出演作で学んだトレーニングを、本作でも応用することができた」と自信たっぷりにコメント。本作のアクションシーンでは、原作ゲームの動きをそのまま取り入れたそうで、「ゲームをプレイしたことある人ならば、いくつかのシーンでゲームの動きが登場していることに気づけるはず」とゲームファンならではの楽しみ方を明かした。(取材・文:編集部・倉本拓弥)