『ワイルド・スピード』第9弾、全米公開が再び延期
米ユニバーサル・スタジオの人気カーアクションシリーズ第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の全米公開日が、今年5月28日から6月25日に変更された。本国の公式Twitter等でもアナウンスされている。
【動画】ハン復活!『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』予告編
もともと昨年5月22日に全米公開される予定だった同作はこれまで幾度が延期を繰り返しており、この変更により、当初の予定からほぼ1年を経て公開される見込みとなった。日本国内における公開予定は調整中となっている。同日公開となる米ソニー・ピクチャーズの『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(原題) / Venom: Let There Be Carnage』と争うことになるが、新型コロナの感染拡大は全ての公開予定作品に影響を与えており、先行きは不透明だ。
米Varietyによると、米ユニバーサルは次のホリデーシーズンや来年への延期も検討していたものの、ジョー・バイデン米大統領が5月末までにアメリカの全成人に十分なワクチンを用意できると発言し、ワクチン接種の拡大や、休業中の映画館に再開の希望が見えてきたことから、短期間の延期に踏み切ったという。『ワイルド・スピード』シリーズはアメリカ国外の人気に支えられており、Deadlineでは、今も新型コロナの影響を受けている海外市場との足並みをそろえる狙いもあると報じている。
さらに同社では、7月2日公開予定だった、人気アニメーションシリーズ第5弾『ミニオンズ フィーバー』の公開日を、今年7月1日から2022年7月2日の約1年にわたって延期することも決定。同作の公式Twitterでは「ええ、私たちもとても残念です。でも、待つ価値があると約束します」と告知している。(編集部・入倉功一)