中学2年生1クラス35人に密着！青春の映画『14歳の栞』公開
中学2年生の1クラス、35人全員に密着したドキュメンタリー映画『14歳の栞』の公開が5日、渋谷にある映画館・ホワイトシネクイントで始まった。大人でもなく、子どもでもない年齢の35人の生徒たちが中学3年生になる直前の3か月を「ありのまま」に切り取った異色作だ。
本作は映像、Web、ゲームなど幅広く企画・制作を行うコンテンツスタジオ・CHOCOLATE Inc. が放つ青春リアリティー映画。中学2年生の「3学期」に、中学校の協力のもと、保護者をふくめ、人生で一番多感な時期の生徒一人一人と密にコミュニケーションを取り、誰もが通ってきた14歳のリアルをスクリーンに映し出す。SNSでの予告編再生回数は500万回を超えている（CHOCOLATE Inc.発表）。
主題歌には尾崎世界観率いるクリープハイプの楽曲「栞」が使用され、冒頭のナレーションをYOUが担当。2019年にYouTubeで公開された短編映画『ハロー！ブランニューワールド』（動画名：「もう限界。 無理。 逃げ出したい。 」で注目された監督の竹林亮と、企画を手がけた栗林和明が再びタッグを組んだ。
企画・プロデュースの栗林は今作について「この映画には、誰もが知る俳優も出なければ、ドラマティックな展開もありません。それでも、 この長編映画でしか味わえない稀有な体験があります。もしかしたら一生思い出すことのなかった沢山の記憶と感情が、この上映に詰まっています。それは、2時間の映画をゆっくりと観ることでしか生み出せない体験でした。『心のタイムマシーン』に乗るような体験を、ぜひ 味わいに来てください」とコメントしている。
ホワイトシネクイントで先行公開されており、3月19日からは全国5都市（北海道、名古屋、大阪、福岡、東京・池袋）での拡大上映も決まっている。上映劇場の詳細は映画公式サイトなどで確認可能。（編集部・海江田宗）