渡辺謙、初の最優秀助演男優賞を受賞!「福島の皆さん、獲りました」
第44回日本アカデミー賞
第44回日本アカデミー賞授賞式が19日、港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、映画『Fukushima 50(フクシマフィフティ)』の渡辺謙が最優秀助演男優賞に輝いた。渡辺は、最優秀主演男優賞を2度(2006年『明日の記憶』・2009年『沈まぬ太陽』)受賞しているものの、最優秀助演男優賞を獲得したのはこれが初めて。
本作が描くのは、東日本大震災による福島第一原子力発電所事故発生以降も現場に残り、日本の危機を救おうとした作業員たちの姿。福島第一原発で当直を担当していた伊崎利夫(佐藤浩市)を中心に、未曾有の事態を防ぐために戦い続けた50人の知られざる奮闘を映し出した。渡辺は全体の指揮を執る福島第一原発所長の吉田昌郎を演じた。
ステージに登壇した渡辺は「福島の皆さん、獲りました。これ(ブロンズ)を飾っていただけるところに寄贈したいなとそんな風に思っています。本当にありがとうございました」と呼びかけた。
ほか、同部門では宇野祥平(『罪の声』)、妻夫木聡(『浅田家!』)、成田凌(『窮鼠はチーズの夢を見る』)、星野源(『罪の声』)が優秀賞を受賞した。(編集部・小山美咲)