スピルバーグ監督の少年時代を基にした映画が始動!
名匠スティーヴン・スピルバーグ監督が、米アリゾナ州で過ごした自身の少年時代を基にした映画の製作を始動させ、少年の母親役でミシェル・ウィリアムズと出演交渉していると The Hollywood Reporter など複数の媒体が報じた。
スピルバーグ監督はメガホンを取るだけでなく、脚本を映画『ミュンヘン』『リンカーン』でタッグを組んだトニー・クシュナーと共同執筆する予定。自身を形成することになった少年時代を基に両親との関係を描くストーリーで、これまで『ブロークバック・マウンテン』『ブルーバレンタイン』『マリリン 7日間の恋』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で4度アカデミー賞にノミネートされているミシェルと母親役で出演交渉に入った。少年役はこれからスクリーンテストをし、撮影は7月に開始、公開は来年を予定している。
スピルバーグ監督は、1950年代後半から1960年前半までアリゾナ州フェニックスで暮らしていた。過去にもその当時の生活について何度も語っており、反ユダヤ主義に直面したり、父親から与えられた8ミリカメラを使用してホーム映画やアドベンチャー映画などを撮影したことを振り返っている。その8ミリカメラを使用した少年時代のコンセプトは、スピルバーグ監督が製作し、J・J・エイブラムスが監督した映画『SUPER 8/スーパーエイト』にも反映されていた。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)