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名女優グレン・クローズ、同じ役でアカデミー賞&ラジー賞にノミネート

第93回アカデミー賞

同じ役でアカデミー賞&ラジー賞にノミネートされたグレン・クローズ
同じ役でアカデミー賞&ラジー賞にノミネートされたグレン・クローズ - Bruce Glikas / FilmMagic / Getty Images

 15日、第93回アカデミー賞のノミネーションが発表され、映画『101』『危険な情事』などで知られる女優のグレン・クローズが『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』で助演女優賞にノミネート。その直前に発表されていた、最低映画を決めるゴールデンラズベリー賞 (ラジー賞)でも、同じ役で候補入りしたことで話題を呼んでいる。

『ヒルビリー・エレジー』のグレン・クローズ

 これまでにも、同じ年にアカデミー賞とラジー賞を受賞したサンドラ・ブロックなど、両方の賞にノミネートされた俳優はいるが、クローズは、同じ役で候補入りする珍しい結果に。アカデミー賞候補入りを受けて、アメリカの情報番組TODAYに電話出演したクローズは「同じ年にラジーとオスカーにノミネートされたことに感激しています。とってもクール」と自ら言及。「まだこの業界で、仲間たちに自分の仕事を認めてもらえるなんて、感激だわ」とコメントしている。

 本作は、J・D・ヴァンスによるベストセラー回顧録を原作に、アメリカの貧しい田舎町に暮らす白人家族の波乱に満ちた絆と、貧困の連鎖を描き出す物語。アカデミー賞では、メイク・ヘアスタイリング賞でも候補入り。一方のラジー賞では、最低監督賞と最低脚本賞にもノミネートされた。一家の祖母を演じたクローズは、アカデミー賞のほか、ゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞にもノミネートされている。(編集部・入倉功一)

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