ディーン・フジオカ×岩田剛典「シャーロック」映画化決定!「バスカヴィル家の犬」を映像化
ディーン・フジオカと岩田剛典の共演で、2019年10月期にフジテレビの月9枠で放送された、英国作家アーサー・コナン・ドイルの推理小説を映像化したテレビドラマ「シャーロック」の映画化が決定した。シリーズ屈指の人気を誇る「バスカヴィル家の犬」がモチーフとなり、2022年に全国公開される。
本作は、犯罪捜査専門のコンサルタントと元精神科医のコンビが、令和の東京でさまざまな事件を解決していくミステリードラマ。シャーロックにあたる主人公・誉獅子雄(ほまれ ししお)をディーンが、ワトソンにあたる相棒・若宮潤一(わかみや じゅんいち)を岩田が演じる。
ドラマでは、原作でわずかに言及されただけの「語られざる事件」を主なモチーフとしてきたが、今回は、傑作と名高い長編「バスカヴィル家の犬」をモチーフに採用。日本有数の資産家から、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索依頼を受けた若宮。しかし、その直後に資産家は、莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。獅子雄と若宮は、真相を探るために瀬戸内海のある島に降り立つが、彼らを待ち受けていたのは、一癖も二癖もある一族の面々と怪しき関係者たち。人を襲う魔犬の伝説が残るその島で、2人は次々に連鎖する事件に直面する。
ドラマから約1年を経た映画化に、ディーンは「濃い熱量の物語がこれからも続いていくと思っていたので、ワクワクドキドキです」と歓喜。「ドラマから応援してくださっている方々には、獅子雄と若宮の二人の関係性の変化や獅子雄の新たな一面を見ていただけるかも!? 公開まで楽しみに待っていてください」とコメントを寄せると、岩田も「映画での若宮は、泣いたり笑ったり照れたり走り回ったり叫んだりと色々あってテンコ盛り(笑)ドラマでは見せられなかった若宮の側面が見られると思います」と期待をあおる。
監督は、『容疑者Xの献身』(2008)、『真夏の方程式』(2013)などの大ヒットミステリーを手掛け、テレビドラマ版の演出も務めた西谷弘。脚本も、テレビドラマ版に続き東山狭が手がける。
西谷監督は「映画ならではのスケール感で、ヘビー&ホップな世界をお届けしたい。ディーンさん、岩田さんには、昨日まで(TVドラマ)のことは忘れてくれ、新たなストーリーが始まる。とだけ、伝えました」と気合のコメント。太田大プロデューサーは「特に今回は、若宮の成長記録という側面もあり、手厳しいながらも愛が思わず溢れてしまう獅子雄の姿も必見です。相思相愛だったバディが、新たなステージにて、さらにお互いにとって唯一無二の存在となる様が描かれますので、是非楽しみにしていただきたいと思います」とファンに呼びかけている。ディーンと岩田のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』は2022年全国東宝系にて公開
ディーン・フジオカ(誉獅子雄役)
ドラマ「シャーロック」から約1年、物語が映画化されると聞き、大変嬉しく、光栄です。濃い熱量の物語がこれからも続いていくと思っていたので、ワクワクドキドキです。また原作「シャーロック・ホームズ」シリーズの中でも最大の難事件と言われる「バスカヴィル家の犬」がテーマということで、映画としても魅力あるものになるのは間違いないと確信しています。劇場で初めてこの作品を見る方々にも楽しんで頂ける、スリリング且つスケール感のある作品になっていると思います。謎解きはもちろん、人間の複雑な感情のやり取りや悲しい運命の物語があってとても深く心に刺さると思います。ドラマから応援してくださっている方々には、獅子雄と若宮の二人の関係性の変化や獅子雄の新たな一面を見ていただけるかも!? 公開まで楽しみに待っていてください」
誉獅子雄(ほまれ・ししお)
若い頃から不可解な事件や事象の謎を解いてきた天才である一方、一歩間違えば自身も犯罪者になりかねない犯罪衝動を抱えた危険な男。警察や個々のクライアントから舞い込む依頼の中から、興味のあるものだけを請け負う自由気ままなスタイルを貫いていて常に金欠。実家の誉家は名家だが没交渉となっている。名前は、Sherlock Holmesのイニシャルが由来
岩田剛典(若宮潤一役)
テレビドラマから始まりいよいよ映画化されるということで、お話をいただいた時純粋に嬉しかったです。ドラマ「シャーロック」を求めてくださる方がいらっしゃったからこそ実現したと思うので、改めて感謝したいです。久しぶりに若宮のキャラクターを演じることが出来て、撮影は本当に楽しくてあっという間でした。映画での若宮は、泣いたり笑ったり照れたり走り回ったり叫んだりと色々あってテンコ盛り(笑)ドラマでは見せられなかった若宮の側面が見られると思います。そして、まだ発表にはなりませんが僕自身も物凄くテンションが上がる豪華なキャストが集まり、謎解きを楽しんで頂ける豪華なエンタメ作品になっています! 公開までまだ時間はありますが、楽しみにお待ちいただけたらと思います。
若宮潤一(わかみや・じゅんいち)
元々は都内の病院で精神科医として勤務していた青年。同僚の死亡事件で容疑者として獅子雄と運命的な出会いを果たし、容疑は晴れたものの国家試験のカンニングが明るみとなり失職し、獅子雄が部屋に転がり込んでくる形で仕事を手伝うことに。冷静で善良に見えるが、虚栄心も情熱も強い人間で傷つきやすい。名前は、John Watsonのイニシャルが由来