「天国と地獄」最終回、癒やしの八巻に笑いあふれる
21日、綾瀬はるか主演のTBS日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」(毎週日曜夜9時~)が最終回を迎え、溝端淳平演じる“ゆとり八巻”こと捜査第一課の刑事・八巻英雄が癒やしキャラとして大人気。緊迫の場面が続く中、八巻の登場シーンでは「www」(笑い)のコメントであふれていた。
本作は、魂が入れ替わった警視庁捜査一課の刑事・ 望月彩子(綾瀬)と、連続猟奇殺人事件の容疑者でベンチャー企業の社長・日高陽斗(高橋一生)の逆転生活を描くサスペンス。八巻は、望月の後輩で相棒。野心家の望月とは対照的に、定時で帰りたがるゆとり世代の若手で、望月からは「ゆとり八巻」と呼ばれよく叱られていた。
一見、頼りなく残念なキャラに見える八巻だが、望月と日高の魂が入れ替わったことにいち早く気付いたのが彼で、これまで望月のために幾度も危ない橋を渡り奔走。日高の過去を知る友人(中尾明慶)との接触に成功したり、河原(北村一輝)の目をくらますために押収された日高の証拠品をすり替えたり、日高(外見は望月)の犯行を阻止すべく望月の張り込みに付き合ったり。そうこうするうちに望月の頼れる相棒へと成長していったが、どこか油断があったり詰めが甘く、しばしば望月の肝を冷やしていた。
最終回では、主犯である兄の罪をかぶろうとする日高を救おうと思い詰める望月に「弁当屋八巻で~す」とおにぎりを差し入れ。相変わらずノーテンキな様子が視聴者をほっこりさせていた。そして、中でも注目を浴びたのが、事件が解決したのちの八巻の処遇。先輩の望月は警察学校に異動となるが、とばっちりとばかりに八巻も道連れに。Twitterでは「八巻www」のコメントで盛り上がり、「最後まで不憫すぎる」と同情を誘っていた。(編集部・石井百合子)