声優・高野麻里佳、アニメ「エデン」は愛にあふれた作品 赤ん坊から少女まで演じる
27日、Netflixオリジナルアニメシリーズ「エデン」で声優を務める高野麻里佳が、都内で開催中のAnimeJapan2021内で行われた「ネトフリアニメ!AnimeJapan 2021 メガ盛りステージ!」に、アニメ「極主夫道」の津田健次郎、「バイオハザード: インフィニット ダークネス」の森川智之らと共に出席、同作について「とても尊く、愛にあふれた作品」と自負した。
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」「エイリアン9」などの入江泰浩監督が手がけた「エデン」は、2体のロボットに愛され育てられた少女・サラが、世界に隠された謎に立ち向かうさまを、25分・4話のシリーズで描くSFアドベンチャー。ロボットしかいない自然豊かな世界・エデンを舞台に、農業用ロボットとして暮らしていた2体のロボットが、サラという名の“人間の”赤ちゃんが入ったカプセルを偶然発見。周囲に隠れて育てるうちに、やがて2体のロボットと、1人の人間に本当の親子のような “絆”が育まれていく。
サラの声を担当するのが、「ウマ娘 プリティーダービー」のサイレンススズカ役などで人気を集める高野。本作の収録は、映像を作る前にセリフを録るプレスコという手法がとられた。「その後、アフレコで何度か同じシーンを録り直しさせていただいたりして。だんだんと映像ができあがっていくさまを、一緒に見ておりました」という高野は、完成した映像について「色合いがけっこうポップに仕上がったなという印象でした」と語る。
また赤ん坊から少女に成長するまで、すべてのシーンを演じたサラ役について「台本上でもよく動くキャラクターだなと思っていたんですけど、映像では表情がコロコロ変わる瞬間も見ることができてうれしいです」と明かした高野。さらに、本作の世界観について「この世界に人間はサラしかいないという瞬間から始まるので、それがこの世界の大きな謎でもあります」と説明。さらに「とても尊く、愛にあふれた作品です。まだまだ謎がたくさんあるかと思いますが、ぜひ5月を楽しみにしてください」と観客にメッセージを送った。同作は5月27日から全世界配信される。
さらにこの日は「バイオハザード」のトークも開催。人気ゲームをフル3DCGでアニメーション化した同作は、シリーズの人気キャラクター、レオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールドを軸に物語が展開。数々の死闘を生き延びてきた2人が、ホワイトハウスで偶然の再会を果たし、新たな脅威に立ち向かう。
レオン役の森川は、まだ収録が行われていないため、内容についてはわからない部分があると前置きしつつ、「今回の『バイオハザード』は、けっこうワールドワイドな広い世界が舞台なので、そのあたりを楽しみにしていただければ」と説明。時間軸としては、ゲーム「バイオハザード4」の数年後になるそうで、「サバイバルホラーというジャンルではありますが、ストーリーもけっこう重要な、見せてくれるような展開なので、その辺は楽しみにしてもらいたいなと思います」と呼びかけた。
コロナ禍の影響で昨年の開催を断念した「AnimeJapan」だが、今年はオンラインで開催されることに。会場内に設営されたステージでは、新作アニメの情報や、豪華声優陣をゲストに迎えたトークが行われる。(取材・文:壬生智裕)
「バイオハザード: インフィニット ダークネス」は2021年にNetflixにて全世界配信
「エデン」は5月27日より全世界配信