中川大志、あと1センチ身長がほしいと熱望「180って書きたい」
俳優の中川大志が30日、東京・港区のニッショーホールで行われた映画『FUNNY BUNNY』の完成披露上映会に出席。アクの強い人間力あふれる主人公を演じた中川が、作品の内容にちなんで「手に入れたいもの」についてトークを行った。この日は、共演者の関めぐみと飯塚健監督も来場した。
本作は、映画『虹色デイズ』『ステップ』などの飯塚監督が手掛けた戯曲を自らが映画化したミステリー。自殺願望がある人を見抜く能力を持つ自称・小説家の剣持聡(中川)が奇想天外な騒動を繰り広げるさまを描く。
中川ふんする主人公の剣持の行動に翻弄される相棒・漆原聡を演じるのは岡山天音。中川は当初、漆原の方が自分のイメージに合っていると思っていたのだとか。以前から原作のファンでもあったために「剣持聡はこういう男であってほしいというキャラクター像が明確にあった」そうで、剣持役のオファーをもらったときは「ちゃんと体現できるかプレッシャーでした」と本音を打ち明ける。
だが、MCから「剣持のカリスマ性があって人を魅了するキャラクターは中川さんにぴったり」と伝えられると、中川は「そうですね。そこは僕が持ち合わせている素の部分……冗談です」と笑いつつ、「観てくださったお客様も剣持について行きたいと思う男にしなければいけない重大任務だったので、ビビっていました」と重ねて難役であったことを訴えた。
そんな中川の印象を尋ねられた関は「撮影現場を明るくしてくれたり、気合を入れてくれたりするので頼りになる」と答えると、飯塚監督も「大志は円陣が好きだよね」と意外な一面を暴露。中川は「ヌルッとはじまるのが好きじゃないんですよ。エイッ! とやりたいんです」と自身の性格について説明。ときには場の空気を考え、率先してラジオ体操をしたこともあったようだ。
さらに、作品にちなんで「何としても手に入れたいものは?」という質問が飛ぶと、中川は「身長があと1センチほしい。プロフィールに180って書きたいじゃないですか」と179センチゆえのモヤモヤした思いを吐露。飯塚監督から「書いちゃえばいいんじゃない?」と促されると、「書けない性格。そこは正直に言わないといけないと思っている」と生真面目な一面ものぞかせた。(取材:錦怜那)
映画『FUNNY BUNNY』は4月29日より公開 auスマートパスプレミアムでも同時配信