下野紘、明石家さんまプロデュース映画でトカゲ＆ヤモリ役 「さんまのまんま」出演後にオファー届く
アニメ「鬼滅の刃」の我妻善逸役などで知られる声優・下野紘が、明石家さんま企画・プロデュースのアニメーション映画『漁港の肉子ちゃん』（6月11日全国公開）に声優として参加することが明らかになった。あわせて、アフレコ収録を終えた下野とさんまのやりとりを収めたメイキング＆コメント映像が公開された。
直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説を基にした『漁港の肉子ちゃん』は、漁港の船に住む母・肉子ちゃんと娘・キクコの秘密がつなぐ奇跡を描いたハートフルコメディー。肉子ちゃん役を大竹しのぶが務めるほか、木村拓哉＆工藤静香夫妻の長女Cocomiがキクコ役、下野と「鬼滅の刃」で共演した花江夏樹がキクコの同級生・二宮役を務める。
下野といえば、今年正月放送の「新春大売り出し！ さんまのまんま」に花江と出演した際、本作への出演を希望し、番組内で公開オーディションまでもが開かれた。さんまの「トカゲの声できる？」という要望にも難なく対応する下野に、さんまも大興奮。「お仕事の依頼はきちんとしたルートで」とさんまが告げたまま結果はお預けとなっていたが、その後下野へ正式にオファーが入り、番組で演じたトカゲと、肉子とキクコの心の声を代弁するようなセリフを発するヤモリの二役を務めることになった。
「さんまのまんま」がオーディション会場になるとは思わなかったという下野は、「お役をいただけて嬉しかったですし、子供の頃から見ていたさんまさんのプロデュース作品に出演することができて本当に光栄です。別件で事務所に立ち寄った時にマネージャーから『お話がありまして……』と極秘事項を伝えるような空気感で、小部屋に連れていかれて『「漁港の肉子ちゃん」出演決定しました！ おめでとうございます！』って。マネージャーも浮足立っていましたね（笑）」と念願の出演に喜びのコメント。担当するトカゲ＆ヤモリ役について、「今年は『トカゲ』に縁があるのでしょうか……別の作品で人間味のある人型のトカゲを演じる機会があったのですが、今回のようにトカゲの形をしたトカゲに声を当てたのは人生で初めてだと思います。ヤモリは肉子ちゃんやキクコちゃんの心情を代弁する意味深い役なので、台詞に色をつけないように、生き物だけれど無機質な感じも意識しながら演じさせていただきました」と語っている。（編集部・倉本拓弥）